トヨタ来春「86(ハチロク)」復活
トヨタ自動車は27日、来春発売する新型スポーツカーの車名を「86(ハチロク)」に決めたと発表した。ハチロクは、1980年代に販売し、名車として人気を集めた「カローラレビン」などの愛称。顧客に親しまれることを願い、この愛称を車名として復活させた。
走行性能を追求した新型車の投入で、車離れが進む若者を振り向かせたい考えだ。
同日、静岡県小山町の富士スピードウェイで市販モデルも初公開した。
新型エンジンを搭載し、共同開発相手の富士重工業が製造する水平対向エンジンに、トヨタの最新技術を加えた。シリンダーを水平に配置しているため車両の重心が低く、走行安定性を高められた。
豊田章男社長は記者団に、「100年前(移動手段が)馬から車に変わったが、ホースレースは残った。こういう時代だからこそわくわくする車が必要だ」と強調。ハチロクの投入で「車好きが増えてほしい」と述べた。
ハチロクは12月3日から一般公開となる東京モーターショーに出展する。
(共同) [2011年11月27日17時17分]
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