アイコン 東証値幅制限2倍へ拡大/オリンパス株

不況・欧州金融問題・円高・タイ大水害など日本を取り巻く経済環境は、悪化を辿る一方であるが、東証の出来高もアメリカの株価指数と円高等に踊らされ沈殿したまま、とうとう  年来の出来高に終わった。
短期的に見れば、大王製紙の馬鹿息子が100億以上の会社資金を博打に使いスッテンテンした問題と、オリンパスの愚かな会長たちが、1千数百億円(その後膨張した分含)の粉飾隠しを20年近く、子会社やシンガポールのファンドまで利用して隠し通せてきた問題は、日本企業の決算の信頼性が大きく損なわれている点にもある。

円高の中、日本株へ投資する海外投資家もアホみたいな事件の続発に閉口して去った結果となっている。

そうした中、東証は15日、オリンパスの制限値幅を17日から拡大する可能性があると発表した。
 値幅制限を拡大するのは
16日に(1)ストップ高となり、かつストップ配分も行われず売買高が0株、
(2)売買高が0株のまま午後立会終了を迎え、午後立会終了時に限りストップ高で売買が成立し、かつストップ高に買呼値の残数ある
――のいずれかに該当する場合。
要件に該当した場合、規定に従い17日から制限値幅は通常の2倍に拡大(上限のみ)する。

15日のオリンパスの株価は朝方から天井、午前の配分処理もされぬまま、大引けに比例配分され、出来高はたったの275,100株。15時現在の買残3,771,100株、成行の買残はなんと63,991,600株もあったのだが。

 東電株がこの間投資家のおもちゃだったが、しかしもう飽きてきたころにオリンパス、すっかりお株を奪われ、出来高も株価も精彩のない動きとなっている。
 オリンパス株は、前日のストップ高の540円から15日も640円と連続してストップ高、東証の臨時措置が取られれば、上記条件をクリアーすれば下記の値幅制限の上限が倍となる。落とし場所の価格はどの変だろうか?
 そうすれば、投資家も喜び、東証の出来高も大きくなり、シメシメというところだろう。

従前の値幅規制
100円未満・・・ ± 30円
~ 200円未・・・ ± 50円
~ 500円未・・・ ± 80円
~ 700円未・・・ ±100円
~1000円未・・・ ±150円
~1500円未・・・ ±300円
~2000円未・・・ ±400円
~3000円未・・・ ±500円
 

[ 2011年11月16日 ]
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