アイコン チリ銅山買収ままならず/三菱商事 チリ裁判所追加売却禁ずる

三菱商事が株式を取得した英資源大手アングロ・アメリカン傘下のチリ銅鉱山運営会社をめぐり、チリの裁判所は15日、アングロ社に同運営会社株式の追加売却を禁じるよう命じる決定を下した。
 三菱商事は今月10日、同運営会社アングロ・アメリカン・スールの株式24.5%を約4,200億円で取得したと発表していた。

これに対し、既存契約に基づき、来年1月に同社株式の49%を取得する権利行使を予定していたチリ銅公社コデルコが反発。同株がさらに売却されるのを防ぐため、差し止め請求を起こしていた。
新興国でもないチリにあって国営企業に逆らうことはできまい。 

三菱商事がこれ以上のアングロ・アメリカン・スール株を買収しようとしていたのか定かではないが、同鉱山では来年には銅生産44万トン(世界の鉱山の5番目)を生産する予定で、三菱商事はうち11万トンの権益を持つ。またこれまでの銅山権益を合わせれば、年間25万トンの銅の権益を取得することになった。
 

[ 2011年11月16日 ]
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