アイコン 米軍 パキスタンから追い出される

パキスタン政府は26日夜、アフガニスタンに展開する北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘ヘリが、パキスタンに越境攻撃して、兵士24人が死亡したことへの報復措置として、同国南西部のシャムシ航空基地を使用している米国に対し、15日以内の撤収を求めることを決定した。
 同基地は2001年の米同時多発テロ後、パキスタン政府がアフガンでの軍事作戦を始めた米国に利用を認め、米中央情報局(CIA)が武装勢力に対する偵察無人機の運用などに使っていた。
 また、アフガンに展開する国際治安支援部隊への物資は、武器を除く3~4割がパキスタン経由で補給されているが、パキスタン政府は26日夜の会議で輸送の遮断も正式決定した。こうした措置が米国主導の対テロ戦に影響を与えるのは確実。
 パキスタン側はカル外相が27日、米国のクリントン国務長官と電話会談し、越境攻撃を抗議したうえで報復措置を伝えた。 

近代兵器や情報通信機器の塊の米軍でさえ、誤爆など日常茶飯事、よりよって越境して、パキスタン軍の駐屯地を戦闘ヘリで攻撃するなど情報もズタズタ。
これまで日常茶飯事に越境攻撃しており、馴れっこになっていたのであろうが、これでは戦えない。
アフガン戦争の後方基地を米国に提供したパキスタンは、その見返りに米国や日本などから膨大な支援金が送られた。しかし、その資金は中国製の戦闘機を購入する代金に使用される有様。最近ではパキスタン南部のグワダル港を中国軍が拡張使用すると発表されている。
パキスタンは、カシミール地域でインドと長い間戦争状態にあり、インドを支援する英国・米国に対し、パキスタンを支援する中国という構図が昔からあった。一方、インドと中国は、国境紛争を繰り返してきた。
パキスタンもインドも中国も今では原爆所有国であり、核の傘の中で紛争は休止しているように見えるが、根は緊張状態のままである。

パキスタンは、アフガン用基地提供の見返りに、世界銀行等から40億ドル分(2009年当時100円/ドル)を既に貰い果たしている(この資金で中国製戦闘機36機購入)。
今後、金のない米国に頼るより、昔から対インドで関係が深く、金持ちになった中国に関係していた方が得策と判断しての軍港提供や今回の強硬な動きとなっている。

パキスタンは、日本から1,000億円も支援受けながら、その資金で中国製戦闘機を購入するとは信用できるような国ではない。中国やパキスタンには狐と狸ばかりいる。
 

[ 2011年11月28日 ]
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