アイコン TPP アメリカの狙いは混合診療と医薬品規制撤廃にもあり 

米を含む農薬漬けの農産物(特にアメリカは防腐剤など収穫後の薬剤散布認可、日本は不認可)の輸入解禁解禁、遺伝子組換種子及び作物の輸入解禁(日本の遺伝子組み換え表示の撤廃を求めている)、関税の完全撤廃がTPPの絶対加入条件であり、安価なアメリカや豪州の米が日本の米市場を駆逐する、日本米はその価格にひきづられ、大暴落する。
いつまで実行されるかもわからない所得補償、農業の未来のない政策を打ち出しごまかす。
6億9,000万円以上の官庁工事に加盟国参入(現行IMFによる約23億円以上)などなど、TPPに加盟を申請するには、前段階にアメリカの承認が必要となっている。アメリカからこれまで多くのことが上述のように突き付けられている。こうした一方的に問題視している事案を日本の政権は全部認めるというのだろうか。
TPPは加盟各国の承認条項はすべて、例外なき批准が絶対条件なのである。

そもそも、GDP世界第3位の日本にあり、これまで培ってきた日本の威厳はないのだろうか。

 経団連の米倉会長(住友化学会長)は、野田政権の片腕として、JA会長にTPPの加盟了承を取り付けようと何回も足を運んでいた。この政権は経団連の政権かのように。世界の競争に負けた(真似が得意であったが韓国に得意技を奪われた)松下電器の松下政経塾一派 (野田・前原・樽床など民主に28名、自民に10名いる) の政権の実態である。

 11月10日の東奥日報の社説では、次のようにTPPに対する国の対応について掲載している。

いいかげんにも程がある。環太平洋連携協定(TPP)交渉のテーブルに着けば、医療分野の「混合診療」の全面解禁が議論になる可能性があると外務省が明かした。7日のことだ。議論の対象になっていないと説明してきたのにころっと変わった。

 公的な保険診療と保険外の自由診療を併用するのが混合診療だ。値段が高くても最新治療を受けたい患者はいる。だが、病院や製薬会社が診察料、薬価を自由 に決めていい診療が広がれば、金持ちだけが高度な治療を受けることができ、そうでない人との格差が生じるとの批判が絶えない。

 8日になって今度は、米国が医薬品分野の規制改革を重点要求していることを明かした。これこそが本命なのだろう。圧倒的な競争力を誇る米国の医薬品を日本市場に売り込む狙いがあるのは明らかだ。衣の袖からよろいがのぞく。ようやくTPPの本質が見えてきた。
 きょうにも首相が交渉参加を表明するという間際に重要情報を出す。しかも小出しにする。随分国民をなめたやり方ではないか。将来、交渉の議題に上って政治問題化したときに、みなさんには事前にちゃんと伝えていましたよという言い訳に使うのだろう。

 少ない負担で誰もが良質の医療を受けることのできる国民皆保険制度の土台が揺らぎかねない。それほどの大問題だ。メリットとデメリットをよく考えた上で決断しないと、後でこんなはずじゃなかったとほぞをかむことにもなる。スケジュールありき、熟議なき政治を憂える。
http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2011/ten20111110.html?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f 
 

[ 2011年11月11日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
九州倒産情報
日本一たい焼き
サイト内検索