アイコン 三井ハイテック(北九州市)/第2四半期 大震災とタイ水害の影響受ける

同社の第3四半期連結累計期間の売上高は、385億12百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は17百万円(前年同期営業損失▲4億57百万円)、経常利益は0百万円(前年同期経常損失6億87百万円)となった。
しかし、東日本大震災を起因とした取引先の生産調整による当社操業停止期間中の固定費等1億69百万円、及びタイ国洪水被害による当社の連結子会社の有形固定資産とたな卸資産の損失処理及び復旧引当費用等5億1百万円を「災害による損失」として特別損失処理したことなどにより、四半期純損失は▲8億97百万円(前年同期四半期純損失▲15億58百万円)となった。

なお、タイ国洪水被害に関連した当社の連結子会社の保険金受取額が現時点では確定していないため、保険金収入を計上していない。
(金型)
金型事業については、グローバルな新規顧客開拓を継続するとともに、自動車関連メーカーや家電メーカーなどの精度追求及び生産性向上のニーズに引続き対応。その結果、売上高は51億56百万円、営業利益は7億1百万円。
(電子部品)
電子部品事業については、海外生産拠点の生産効率向上、日本からの輸出品の現地生産化に向けての製品移管、設備改善及び工程改善による生産性と材料歩留りの向上に取り組んだが、半導体需要減による在庫調整や円高・ドル安の影響を受けたことなどにより、売上高は239億66百万円、営業損失は▲2億96百万円。
(電機部品)
電機部品事業については、省エネ家電用のモーターコア需要が拡大するとともに、車載用のモーターコアにおいても、震災の影響で大きく落ち込んでいた自動車業界の生産挽回の動きに対応した。その結果、売上高は106億84百万円、営業利益は7億9千万円。
(工作機械)
工作機械事業については、国内、中国及び北米市場で顧客開拓に取り組んだ。その結果、売上高は7億34百万円、営業損失は▲42百万円となったとしている。

 

同社が得意とする電子部品のリードフレームは、半導体不況と円高の影響を受けている。
 

[ 2011年12月14日 ]
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