有明海の海苔大不作の原因は・・・
今年の有明海海苔の異常不作について、雲仙市の瑞穂漁協の室田副組合長は、諫早湾干拓地の排水門から大量に排水された排水が、海苔の海での種付期に当たる10月からこれまでに37回開門排水され、海苔の芽が定着せず、また色落ちしたりしている原因だとしている。
有明海沿岸の海苔養殖場では、海苔養殖網に白い粒子状の物質が絡みつき、海苔が壊滅する被害が拡がっている。原因はまだ、明らかにはなっていないが、諫早湾の潮受け堤防から、大量に排水された排水も大きな原因ではないかと見られている。
国交省の諫早湾干拓の排水門管理部門は、海苔の作付養殖時期に大量排水を自制するように、漁業組合から要求されていたにもかかわらず、漁業組合側に何の事前連絡もなく、一方的に排水を続け、こうした事態を引き起こしているという。
何か国交省は、災害復旧の東北地整と近畿地整を除き、どこの部署もやりたい放題・好き放題にしているようだ。もうお上の時代は終わったというのに。
[ 2011年12月14日 ]
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