何でもありの九州電力 火力発電所の燃料タンクに穴 隠し口止めさす
佐世保市にある九州電力相浦発電所が、うその点検結果を市に報告していた問題で、佐世保市は14日、九州電力の幹部を呼び、地域住民に不安を抱かせたとして厳重注意の行政指導を行った。
この問題は、佐世保市の九州電力相浦発電所で平成20年からおととしにかけて、燃料タンクの底に2か所の穴が空いていたのに、市の消防局にこの事実を隠してうその報告を行ったうえ、現場の社員らが工事関係者に口止めを強制していた。
佐世保市は、地域住民に不安を抱かせた許されない行為だとして、九州電力に対して厳重注意の行政指導を行い、朝長則男市長が九州電力の火力発電本部長を務める瓜生道明副社長に保安管理体制の徹底や、コンプライアンス意識の向上、再発防止に向けた対策の構築など求める指導書を手渡した。
これに対して瓜生副社長は「不適切な行為により、市民に多大なご迷惑をおかけした」と陳謝したうえで「これまで築いてきた佐世保市民の皆様との信頼関係を破壊してしまい、大変反省している。しっかりと再発防止に取り組み再び信頼関係を作っていきたい」と述べた。
朝長市長は「組織の中で危機意識が共有されていない大企業病に陥っているのではないか。原発の問題もある中、十分な説明が求められている」と述べ、今月26日までに今回の行政指導に対する見解を文書で回答するよう求めた。
何か問題が発生すると、次から次にいろんな問題が発生してくる。九電は正に弱り目に祟り目である。一度あることは二度あり、経営者がしっかりしていないと何度でもある。
当問題も佐世保市の問題だけではなかろう。癒着の権化である経済産業省の問題でもあろう。
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