星野建設（株）（長崎県島原市梅園町丁2870-1）
指名停止期間：平成２３年１２月１４日～平成２４年２月１３日までの2ヶ月間
措置範囲　　：九州地方整備局管内
指名停止事由：
同社は、島原市発注工事の入札に当たり、同社と福島建設が共謀して、島原市の職員から価格を聞き出し、競争入札妨害を行ったとして、長崎県警に同社の営業部長と福島建設の社長が１１月３０日競争入札妨害の容疑で逮捕されたことによる。
南島原市発注の深江庁舎耐震改修工事をめぐる競売入札妨害事件で、落札した福島建設代表、福島和博容疑者（４５）＝競売入札妨害（偽計）容疑で逮捕＝が下請け業者に「ある人にお礼しなければならない。（工事請負代金から）目に見えない金を２本（２００万円）残してほしい」と話していたことが１日、関係者への取材で分かった。 

長崎新聞１２月２日掲載分
工事に関する価格を福島容疑者に漏らしたとされる市企画振興部地籍調査課主幹、濱本育雄容疑者（57）＝同容疑で逮捕＝に対し何らかの謝礼が支払われた可能性が浮上した。県警も金銭の授受を視野に捜査を進めている。
　複数の業者によると、下請け業者は星野建設深江営業所長、川田兼富容疑者（５６）＝同容疑で逮捕＝が紹介。
謝礼をほのめかす発言は、工事中に福島容疑者が下請け業者に話したという。下請け業者は長崎新聞の取材に「仕事を受けただけ。何も答えることはない」と話した。
　福島容疑者は２００３年に福島建設を設立。昨年、市の入札指名業者に選定された。市発注工事の落札は、深江庁舎耐震改修工事が初めてだったという。
　県警は１日、３容疑者を同容疑で送検した。いずれも容疑を認めているという。県警は同日午後、市役所や３人の自宅など十数カ所を家宅捜索。西有家庁舎では捜査員約１０人が、濱本容疑者の机付近や管財契約課などを捜索。段ボール箱で関係書類を運び出した。