アイコン オーリッドとAPUが自由に使用できる研究所を開設/別府市

1219_05.jpg別府市のIT企業「オーリッド」や立命館アジア太平洋大学(APU)が、最先端の研究を支援するため、高度な情報デジタル技術を活用できる環境を整えた施設「デジタル・ディスカバリーズ・リサーチ・コラボレートリー(DDRC)」(別府市明礬)を建設し、来年1月から始動する。
世界中の研究者が自由に利用できるのが特徴。農業や医療といった分野の研究・開発を促進し、ビジネス化につなげていく。

今後DDRCは、企業などからの寄付金で運営し、革新的なビジネス創出を目指す研究を後押しする。APU前学長のモンテ・カセム氏(現・学校法人立命館副総長)が代表理事を務める。
 研究棟はオーリッドが20億円を投じ、11月に完成した。明礬地区の高台にあり、4階建て。高速でデータのやりとりができる高性能サーバーを備えるほか、手書きの文字情報を素早くデジタルデータ化するオーリッドの技術を開放。研究者はデータ入力の手間が省けたり、蓄積したデータの分析をしやすくなり、研究の効率化とスピードアップが図れる。知的財産の管理など、ビジネス化に必要なサポートもする。
 研究の対象は農業、環境、医療、文化、観光、ものづくりなど。国内外を問わず研究者を受け入れる。
 
第1号として、気候変動が農林業に与える影響を研究するAPU教員と学生のグループが1月、研究所に入る。責任者のニシャーンタ・ギグルワ准教授(スリランカ出身)は「膨大なデータ処理が容易になる。環境の変化に応じた“精密農業”の早期実現に期待している」と話す。
 
京都大や筑波大のグループも利用を検討しているという。DDRC理事の三浦雅弘オーリッド社長は「世の中を変えるような先端の研究に取り組む人材を集め、別府を世界的な研究拠点にしたい」としている。

 

福岡でボロ儲かりしているゲームソフト会社も、売名行為ばかりではなくこうした地域に貢献するような事業も考えたらよかろう。

 

[ 2011年12月19日 ]
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