SAAB破産 GMが中国への売却拒否
オランダの高級スポーツカーメーカー、スウェディッシュ・オートモービル(SWAN、旧スパイカー)は19日、裁判所に対し、経営危機に陥っている傘下のスウェーデン自動車大手サーブの破産をスウェーデン西部ベーナシュボリの裁判所に申請したと発表した。
破産管財人にはガイ・ロフォーク氏が選任されている。
資金繰りが急速に悪化していたサーブをめぐっては、中国企業の浙江青年蓮花汽車が買収することで10月末に基本合意していた(しかし、中国政府は買収資金が外国へ出て行くことには難色を示していた)。
しかし、サーブの元親会社で、部品供給元でもある米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が、自社の中国事業への影響を懸念し拒否。SWANは、資金調達の目途がつかなくなったとしてサーブの再建策を断念した。
[ 2011年12月20日 ]
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