アイコン 川崎重工/都城市のごみ焼却場建設と維持管理を134億円で受注  

map川崎重工は、宮崎県都城市より「都城市クリーンセンター建設・維持管理事業」を受注し、20日同市議会において承認されたと発表した。

本事業は、同市がDBM方式(設計・建設・維持管理)により発注する事業で、同社はごみ焼却処理施設の建設工事と20年間の維持管理業務を一括して受注した。 

今回受注したごみ焼却処理施設は、230t/日(115t/日×2炉)の処理能力を有している。また、低空気比高温燃焼が可能なストーカ式並行流焼却炉の採用や、焼却炉から発生する排ガスに対して、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や触媒脱硝装置等の設置、排ガス再循環システムの導入により、万全な大気汚染防止対策を施すことで、環境負荷低減を実現する。

本施設は、ストーカ式並行流焼却炉に、高温高圧ボイラや抽気復水タービンを組み合わせることで、最大発電量4,990kW、基準ごみ時の発電効率約20%という優れた環境・省エネルギー性能を実現。高効率な廃棄物発電により施設内の消費電力を賄うとともに、余剰電力を売電することで、温室効果ガス(CO2)排出量削減に貢献する。

 
また、本施設の景観は、周辺の自然環境との調和を重視したデザインコンセプトとし、施設の外観を周囲の山並みに調和するよう工夫している。

 本施設の維持管理事業は、特別目的会社「グリーンパーク都城(株)」を設立、確かな運営と地域とのつながりを大切にしながら、都城市の廃棄物処理に貢献していくとしている。
■都城市クリーンセンター建設・維持管理事業の概要
 【建設工事の概要】
  発注者:都城市
  受注者:川重・大淀・丸昭・匠・持永特定建設工事共同企業体(代表企業:川崎重工)
  工事名:都城市クリーンセンター建設・維持管理事業建設工事
  建設場所:宮崎県都城市山田町山田地内
  設備概要:
   (1)焼却設備:ストーカ式並行流焼却炉230t/日(115t/日×2炉)
   (2)排ガス処理設備:ろ過式集じん器、触媒脱硝装置他
   (3)飛灰処理設備:加熱脱塩素化装置、重金属類溶出防止処理
   (4)余熱利用設備:蒸気タービン発電機4,990kW×1基
  完工予定日:平成27年2月28日
  受注金額:83億7,900万円(消費税込)

 【維持管理事業の概要】
  発注者:都城市
  受注者:グリーンパーク都城株式会社
   (出資:川崎重工100%、所在地:宮崎県都城市上長飯町)
   事業名称:都城市クリーンセンター建設・維持管理事業維持管理業務委託
   委託期間:平成27年3月1日~平成47年3月31日(20年間1ヶ月)
   受注金額:50億6,100万円(消費税込)
 

[ 2011年12月26日 ]
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