アイコン 日本ショッピングセンター協会、11月のSC販売統計調査を発表

11月既存SC前年比:▲1.2%、東北では復興需要増

■売上高の概況■
 2011年11月の既存SCの前年同月比は-1.2%で、4ヶ月連続で前年を下回り、前月より0.9ポイント後退した。
 当月は、全国的に高温であったことや、昨年のエコポイント特需の反動が大きく、キーテナントは家電量販店やGMS等、家電製品を取り扱う店舗の落ちこみ が著しかった。月前半は例年より気温の高い日が続いたため衣料品の動きが鈍く、後半になって気温が低下し重衣料を中心に売上が伸びてきたものの、挽回には 至らなかった。依然としてシネマの不振や、飲食は夜利用客の減少という声が多く聞かれた。また、駅前立地での相次ぐ大規模SCの開業は、一部のSCでは来 街客数が増加し相乗効果がみられるとの報告はあるが、近隣の競合SCの多くは売上を落している。
 本格的なバーゲン開始時期を控え、ポイントアップやハウスカード利用による割引など販促対策を行った一部のSCでは、大きな落ち込みは見られなかった。

立地別でみると、中心地域は全体が-0.8%、周辺地域は-1.7%、郊外地域は-1.4%であった。 地域別では、北海道、東北、北陸、中国地域がプラス、特に東北地域は全体で6.3%で復興需要が続き、衣料品をはじめ飲食店の利用増、加えて観光客数の回復も好調要因の1つにあげられる。
四国地域は、全体で-3.9%で、地域では最も落ち込みが目立った。この要因として前月に引き続き、テナントの退店があげられる。
 
政令指定都市別で見ると、仙台市が全体で9.0%、テナントも9.4%で高い伸びを示した。次いで札幌市が5.3%、千葉市が4.2%であった。

*SC=ショッピングセンター(イオンモールなど、ある程度大きなSCが主)
※本調査は、2009年12月末現在の全SC3,013SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し、調査したものをまとめた。
※集計SC 525SC 回収率 52.5%
 

[ 2011年12月26日 ]
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