『俺たちに明日はない』の「ボニー&クライド」の銃、21日に競売へ
1930年代に米国で銀行強盗などを繰り返したギャング「ボニーとクライド」が使用した機関銃などが、今月21日にオークションに掛けられることになった。
出品されるのは「トミーガン」として知られるトンプソン・サブマシンガンとウィンチェスター散弾銃。2丁は、警察が1933年4月、ミズーリ州ジョプリンにあった2人の潜伏先を急襲した時に押収された。この際、警官2人が銃撃戦で死亡したが、ボニーとクライドは逃走した。
競売元のMayo Auction & Realtyによると、銃は事件当時に警官が譲り受け、その後家族が相続。40年近くにわたり同州スプリングフィールドの警察博物館に展示されていたが、最近になって販売することになったという。
歴史的価値のある銃などを取り扱う業者は、今回出品されるトミーガンに少なくとも2万5000ドル(約190万円)の値が付くと予想している。
ボニーとクライドをめぐる物語は、ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイが主演した「俺たちに明日はない」(1967年公開)で映画化もされた。
[カンザスシティー(米ミズーリ州) 4日 ロイター]
ウィキペディア:
ボニーとクライド(Bonnie and Clyde)は、1930年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗や殺人を繰り返した、ボニー・パーカー(Bonnie Parker、1910年10月1日 - 1934年5月23日)とクライド・バロウ(Clyde Barrow、1909年3月24日 - 1934年5月23日)からなるカップルである。
ルイジアナ州で警官隊によって射殺されるまで、沢山の殺人に関与し、数え切れないほど多くの強盗を犯した。当時のアメリカは禁酒法と世界恐慌の下にあり、その憂さを晴らすように犯罪を繰り返す彼等の事を凶悪な犯罪者であるにも拘らず、新聞も含めて英雄視する者も多かった。後にボニーとクライドの犯罪は何度か映画化された。
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