アイコン 東証1部「東ソー」 南陽事業所でまた火災

去年、大規模な火災が起きた周南市の総合化学メーカー「東ソー」の南陽事業所で30日未明、建物内の一部が焼ける火災があり警察や消防が出火の原因を調べている。
30日午前0時すぎ、周南市の「東ソー」南陽事業所にある研究1号館という建物から黒い煙が出ていると従業員が消防に通報した。
  火は、およそ30分後に消し止められたが、鉄筋コンクリート3階建ての建物のうち、2階の部屋の一部およそ40平方メートルが焼けた。けが人はいない。

警察と消防が現場を確認したところ、薬品を保管するために部屋に置いてあった冷蔵庫付近が激しく燃えていたという。

  この部屋では、化学物質を分析する際に下準備にあたる作業を行っているところ、今月27日に作業を終えて以降、誰も出入りしてないということで、警察と消防では引き続き火災の原因を調べる。
東ソーの南陽事業所では昨年11月13日、大規模火災が発生し、従業員1人が死亡したほか、有毒物質を含んだ水が海に流出。当事業所は塩ビモノマーを生産、塩ビ管や塩化ビニール樹脂製品として幅広く使用されている原料であり、これらの生産に支障をきたす火災爆発事故となった。
  
記者会見した東ソー南陽事業所の前田由博所長は「去年の火災を受けて再発防止に努めていたもののまたトラブルを起こして誠に申し訳ありません」と謝罪した。
一度あることは2度ある。2度あることは3度あるという戒め。
 

ビル火災

昨年秋の火災現場
 

[ 2012年1月31日 ]
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