アイコン 対馬市長選の争点「対馬地域・新病院建設」検証!

対馬地域・新病院完成予想図対馬地域・新病院完成予想図
今年、3月の任期満了に伴う対馬市長選は2月19日告示、2月26日投票、告示まで1ヶ月を切った。
昨年、夏(8月24日)、同市上対馬町、スーパー「バリュータケスエ」会長の武末裕雄氏(67)が市長選への立候補を表明した時は現職の財部能成氏 (53)との一騎打ちの戦いと思われた。が、急転直下、年末の12月12日、前市長の松村良幸氏(69)が昔取った杵柄、無所属で立候補の意向を表明、三 つどもえの構図となっている。

今回の市長選の争点は色々と有るが、松村候補が出馬理由で語ったように「働く場所が生まれず、人口流出が続く今の対馬には夢や希望を持てない諦めムードが 漂っている。このままの市政でいいのか一石を投じたい」は待望論である。良くも悪くも6ヶ町合併後初の松村対馬市政4年間は色んな話題を提供した。それはある意味で松村良幸氏の政治家としての手腕の表れでもあり、対馬の活気でもあった。

最近の対馬を見てて強く感じるのは活気というか元気のなさである。これは各離島が抱える問題で対馬だけの問題ではないが、対馬が国境の島という地理的な要因から考えても、対馬は活気のある元気な国境の島であるべきである。
この4年間、財部能成という市長の顔は勿論、財部市政の顔もあまり見えてこなかった。それに比べて、話題を提供したのは「対馬・新病院建設計画」を強引に進めている「長崎県病院企業団(団長・矢野右人)」である。団といえば、青年団、消防団と色々有るが、暴力団というのもある。青年団、消防団は世間に喜ばれる存在の団だが、長崎県病院企業団は県議会軽視と県議会に批判されてるだけあって、対馬市民に喜ばれたり感謝されるような企業団でもないようである。むしろ嫌キチ、迷惑という意味では親族団に近い企業団と呼ぶ人もいる。

対馬は南から北まで82キロある南北に細長い島である。対馬市は元々が6つの町(北から上対馬町・上県町・峰町・豊玉町・美津島町・厳原町)で構成されていた。
北の上対馬町比多勝港から南にある厳原港まで車で3時間近く掛かるような島である。長崎市から博多まで高速を利用すれば2時間少々である。
対馬には6つの地域に3つの病院があり、旧6町の住民の医療を守っている。それが合併統合されれば、確かに合理化ができ、高機能医療の提供は可能だろう。が、南北に長い島だけに合併統合病院をいくら島中心部に造っても病院が遠くなり、通院できない地域の住民も生まれる。対馬に広範囲な無医地域が誕生するわけである。今回の対馬市長選一番の争点が「対馬・新病院建設」問題でもある。そんな医療を対馬市民に押し付けようとしている「長崎県病院企業団」の矢野団長の陰に二人の国会議員団の影がチラついているとの噂が対馬中を駆け巡っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120119-00000191-mailo-l42

[ 2012年1月22日 ]
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