貿易赤字月間過去最大1兆47百万円 1ドル/79円43銭
財務省が20日発表した1月の貿易収支は、1兆4750億円の赤字となった。月ベースの赤字幅が初めて1兆円を超え、過去最大を記録した。
赤字幅はリーマン・ショックによる世界的な景気低迷で需要が落ち込んだ平成21年1月(9679億円)を上回り、比較できる昭和54年以降で過去最大を記 録した。これで貿易赤字は4カ月連続。欧州債務危機に伴う世界経済の減速や、中国の春節(旧暦の正月)を受けた輸出減が響いた。
輸出は半導体等電子部品、鉱物性燃料や鉄鋼が大きく減少し、前年同月比マイナス9.3%の4兆5,102億円で4カ月連続のマイナス。
一方、輸入は液化天然ガス、原粗油や石炭が増加し、同9.8%増の5兆9,852億円になった。輸入の前年同月比プラスは25カ月連続となっている。原油価格の高止まりや、原発停止で火力発電の燃料となるLNG(液化天然ガス)の需要が膨らんだことが寄与した。
ギリシャが破綻しない限り、欧州はこのまま落ち着き、緩やかな上昇局面へ向かう。そうすればユーロに対して円(104円93銭)は安くなるのは必然。
安住君が、赤字が大きいと大騒動すれば、更に安くなろうが、そんな芸当はできないだろう。
円安で80円を超えてくれば電子や機械の輸出企業が少しは楽になり、回復途上の株価に弾みがつこう。
本日午前の株価は東証33種の鉄鋼・ゴム・海運・鉱業・証券など殆どの業種で値上がり、値下がりは農水・空運・建設の3業種だけ。午前の日経平均は前日比128.76円高の9512.93円となっている。
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