アイコン ニッセンH / UCCと資本業務提携してシャディを完全子会社に

ニッセンHは、平成24年2月20日開催の取締役会において、ユーシーシーホールディングス(株)(以下「UCC」)と、ニッセンの資本・業務提携及び UCCの完全子会社であるシャディ(株)(以下「シャディ」)の発行済株式全ての譲受け(以下UCC と当社の資本・業務提携及びシャディの発行済株式の全ての譲受けを総称して「本件」)に関する基本合意書(以下「本基本合意書」)の締結並びにニッセンの 自己株式及び新株式をUCCに対して割り当てること(以下「本第三者割当増資」)について決議した。

本基本合意により今後は、
1、 UCCと当社の資本・業務提携に関する契約を締結し、本第三者割当増資を行うこと
2、 ニッセンとUCCの間でシャディ(株)の株式の全ての譲受け(以下「本株式譲渡」)に関する最終契約が締結されることについて本格的に検討を開始し、平成24年3月末から同年4月末までに最終契約締結を目指す。
なお、本件増資後のUCCの当社に対する議決権の所有割合(以下「所有割合」)は持分法適用となる20%とすることを想定している。

今回のニッセンによるシャディの買収は、カタログ通販でも若い人たちがターゲットのニッセンとオバサンたちに強いネットワークを持ち、ギフト品や女性下着などに強いシャディで、棲み分けが効いていること。
また、シャディのギフト・生活関連用品卸事業(シャディは全国約3,000店舗の「シャディ店」、「サラダ館」を通じて個人及び法人向けに販売)において、国内大手のギフトビジネス会社であることが最大の魅力となっている。

今後
1、 シャディの持つ販売店網を活用して共同でシニア市場の拡大を目指す
2、 結婚や出産等のライフイベント情報を活用したデータベースマーケティングの発展
を通じてシャディ、シャディ販売店双方の売上利益の向上を図る。
3、ニッセンのダイレクトマーケティング機能を活用して、UCC が擁する家庭向けのコーヒーを始め、UCC グループの商材を販売する事に加え、両社のコアコンピタンス融合によ
る新しいライフスタイルを提案していく。
4、シャディグループのギフト商材をニッセンのショッピングサイトで展開する。
5、新たな商品群の拡充を図り、UCC は、シナジー効果の出現・向上に協力する。
以上により、ニッセン、UCC グループ及びシャディのみならず、シャディ販売店や取引先を含めたステークホルダー全ての企業価値の向上及び株主価値の向上を目指すとしている。

珈琲のUCCは、2005年10月上場していたシャディを、創業者の大株主から株を買取り、残りを公開買い付けで完全子会社にしていた。
今回のニッセンとUCCとの提携で、ニッセンは、UCCに対して第3者割当増資を45億65百万円=発行済株式総数の約20%を行う。ニッセンはその受け取った増資金の中から、UCCに対して、シャディグループの買収資金を支払うというもの。

シャディグループは2,295億円を売上げており、1,407億円のニッセンより売上高は多い。
筆頭株主になるUCCの平成23年3月期は、売上高3,413億41百万円、営業利益60億62百万円、経常利益72億01百万円、純利益14億68百万円、自己資本291億69百万円、総資産1,455億51百万円。

[ 2012年2月21日 ]
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