黒霧島/甘藷の不作で出荷調整へ
芋焼酎の主な原料となる甘藷=コガネセンガンの2年連続の不作により、県産焼酎の出荷に影響が出始めている。
大手焼酎メーカーの霧島酒造(宮崎県都城市)は、需要の高まりに供給が追い付かず、1月中旬から主力商品「霧島」「黒霧島」を中心に出荷を調整している。
今後の需要増によっては、出荷調整が来年度まで続く可能性もあり、一部小売店では購入本数の制限も始まっているという。
宮崎県の園芸課によると、コガネセンガンを含む焼酎用甘藷の収穫量は2009年豊作、2010年は作付面積を減らし、天候不順もあり前年比86%。2011年は、夏場の天候不順で「未確定ながら、前年並み以下~85%程度の見込み」という。
焼酎業界に黒旋風を巻き起こした霧島酒造、全国焼酎ファンの人気は続いており、生産量が減れば、ファンの手に届かなく可能性もある。
[ 2012年2月 6日 ]
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