＜事故および行政処分の概要＞
連結子会社の（株）シークレットテーブル（本社：東京都港区）が運営する「ＭＡＩＭＯＮ ＧＩＮＺＡ」において、平成24年１月27日に食事した８名の客（平成24年２月７日現在確認数）に食中毒症状や体調不良の症状があり、中央区保健所の調査において、一部の客からノロウイルスが検出されたことから、同保健所により当該店舗にて当日提供した食事（生食用牡蠣）が原因であると判断された。
こうした検査結果を受けて、同保健所より７日、当該店舗に対して３日間（平成24年２月７日～平成24年２月９日）の営業停止処分を命ずる「命令書」が交付された。

同子会社においては、昨年２月にも生食用牡蠣を原因とする食中毒事故発生以降、生食用牡蠣の産地・仕入ルート多様化、仕入先による産地でのサンプル検査及び同子会社による自主検査の外部委託実施、従業員の試食禁止等衛生教育徹底・健康管理強化等、最大限の再発防止に取り組んできたが、再び関係者の信頼を裏切ることとなったとしている。

生食用牡蠣は、プロの店であったら、産地から取れたてを直送させるぐらいのことは必要であろう。何故生にこだわるのだろうか、焼いたり、煮たりしても美味しいのに。

寒い季節ノロウイルスが猛威を振るっており、岐阜県の老健施設では３人が死亡、福岡市では６日、博多区の小学校で、児童と教員計５３人がノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎を発症したと発表している。
ノロウイルス由来の食中毒では死亡事件はここ数年発生していないが、ノロウイルスの感染症による死亡事故は、過去３年、毎年２０００人以上が死亡している。特に体力のない老人ホームでの死亡。