アイコン 福岡県 小倉東断層など3断層で地震想定規模を引き上げ

東日本大震災を受けて、福岡県の地域防災計画を見直している専門家会議は、活動すれば大きな被害が予想される県内の4つの活断層のうち、水縄断層など3つについて、想定される地震の規模を大幅に引き上げたうえで、どの程度の被害が出るかの予測を2月10日まとめた。
福岡県は、警固断層と水縄断層西山断層、それに小倉東断層の4つの活断層について、前回、平成18年度の調査で被害想定をまとめている。今回は、このうち警固断層を除く3つの断層について、国の調査にも基づき、想定される地震の規模を見直した。

1、水縄断層:
うきは市から久留米市まで伸びる長さ26キロでは、地震の規模をマグニチュード6.5から7.2に引き上げ、地震による死者は、最大で1,500人、負傷者は23,000人に上ると想定した。

2、西山断層: 
福津市から飯塚市まで伸びる長さ31キロ。地震規模をマグニチュード6.5から7.3に引き上げ、被害予測は、死者が800人、負傷者22,000人となっている。

3、小倉東断層: 
北九州市の小倉北区から小倉南区に伸びる長さ17キロ。地震規模をマグニチュード6.5から6.9に引き上げ、死者450人、負傷者4,400人と予測している。

4、警固断層: 
玄海島・博多湾から筑紫野市に伸びる。当断層は平成17年3月20日発生した福岡県西方沖地震(震度6弱直下型)をもたらした。地震の想定はマグニチュード7.2に据え置いている。

福岡県は今回の結果をもとに、必要な防災対策を、県の地域防災計画に盛り込む方針。

これまで、原発地の地震の発生や想定の地震規模が、御用地震学者どもの手にかかり、皆無か過小評価され、原発推進の片棒を担いできた。御用学者=有識者ほど この国をでたらめにしている人種はいない。名誉欲・学閥・教授派閥・企業利権に走りやすい存在であり、東電は東大の御用教授たちの講座に多額の寄付をして、囲い込みをはかっていたことも明らかとなっている。
福島第一原発の水素爆発は、津波によってもたらされたものであるが、地震により原子炉配管などに損傷を受けていたことも明らかになりつつある。
また、福島第二原発は、津波被害は殆どなかったものの、地震により一時的に冷却機能を完全に喪失した状態となっていた。

[ 2012年2月11日 ]
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