アイコン 北清の産廃場申請、環境省命令も無視 鹿児島県伊藤知事(元総務省官僚)

平成16年7月総務省ド官僚から鹿児島県知事になった伊藤知事も、阿久根の竹原市長問題では、総務省出身だけあって歯切れがよかった印象もあったが、今では田舎特有のジュグジュグヌルヌルに浸たりきり段々場末の県知事になりつつあるようである。

鹿児島県は、小林市の廃棄物処理業者「九州北清」が、鹿児島県姶良郡湧水町恒次で計画している産業廃棄物管理型最終処分場開発申請に対し、許認可の結論を先送りしたままにしている。

当開発計画は、北清側が、事前に地元や県担当者らとの調整を終え、平成22年3月に鹿児島県に対して開発申請、担当者らからは「問題ない」とされていたという。

当開発計画は、北清側が、事前に地元や県担当者らとの調整を終え、平成22年3月に鹿児島県に対して開発申請、担当者らからは「問題ない」とされていたという。

それでもなかなか正式な認可の通知がないことから、北清側は、何度となく鹿児島県側に、許認可の動向を問い合わせした。しかし、「検討中」として結論を先送りさせたままとなっていた。

全国の常識が通用しない鹿児島県に対して、北清側は痺れを切らし、昨年5月には環境省に対して審査請求を起こした。これに対し、体面を重んじる伊藤鹿児島県は、環境省に対して審査の却下を申し立てたが、環境省から相手にされなかった。

鹿児島県としては、環境省が結論を出すまでに、何らか結論を出せば済むものの、体面だけを重んじるお国柄、逆上してか放置したままとしていた。
環境省は、本年1月30日、正式に鹿児島県に対して「県の不作為は違法であり、速やかに処理せよ」と命じた。(環境省の動きに櫻島も怒り、1月には過去最高の爆発数で応えた)
それでも鹿児島県の伊藤知事は、当該の申請に対して、阿久根の竹原(元)市長のように違法状態を続け、環境省の命令に反応せず、命令から2週間以上たっても北清側に何ら連絡もせず放置している。鹿児島県は治外法権国家なのだろうか?

環境省の命令に反応を示さない鹿児島県に対して北清側は2月17日、鹿児島市内の城山観光ホテルで記者会見を開催した。
その席上で北清側は「鹿児島県は(環境省の)命令に従って、早く許可の判断をしてほしい」と訴えている。

<北清企業グループ>
北清企業(株)を中核に北海道と九州で事業展開している産廃処理・リサイクル事業をメインとする12社からなる企業グループ。そのグループとして、九州には九州北清(株)(平成6年12月設立、本社:小林市、社員61名)と西日本環境技研(株)(本社:小林市)がある。

<北清企業(株)概要>(中核企業)
所在地:札幌市東区北丘珠5条4丁目5番7号
代表 :会長:川井雄一(創業者)
社長:大嶋 武
 創 業:昭和44年3月
 資本金:3千万円
 事 業:産業廃棄物の回収から処理
 従業員:134名

湧水産廃計画の許認可放置の裏側にあるもの?
鹿児島県は実質県営で産廃の最終処分場を、鹿児島県№1ゼネコンである植村組の子会社(株)ガイアテックが所有する薩摩川内市川永野町の採石場の一角に、地元の反対を押し切り「エコパークかごしま」整備事業として平成19年に決定した。運営は鹿児島県環境整備公社が行うというもの。
工事発注も平成22年10月5日に開札して「大成・植村・田島・クボタJV」が予定通り?77億7千万円(税込)で落札した。

しかし、工事は地元反対と植村さんとのジュルジュルヌルヌルのような関係が・・視されだし、地元反対運動に対し警察や県庁職員が動員されたりして本格着工が遅れている。ところが、ガイアテックさんだけはしっかり総額5億円に及ぶ賃貸契約とタンマリの営業補償料を頂いてござる。

この鹿児島県営の処分場と商売敵になる可能性が高いのが、湧水産廃計画である。ましてや、北清は産廃のプロ、かたや天下りの素人集団である鹿児島県環境整備公社。 
北清グループは全国に何ヶ所も産廃場を経営しており、裏取引などには一切応じないはず、鹿児島県の利権関係者にとってはタンコブのような存在だろう。よそ者を受け付けないかごんまの体質を、今だ隼人族が支配し続けているようでもある。

採石場
ガイアテックの摩川内市川永野町の採石場

<霧島市も産廃場建設>
平成23年10月29日には霧島市が、同市福山町福山の宝瀬地区に一般廃棄物管理型最終処分場の建設を決めた。議会に実施設計費用などを盛り込んだ補正予算案を提案し、早ければ2013年1月にも着工する。
予定地は、多目的広場まきばドームの南側に隣接する市所有の山林3万平方メートル。1期15年分、埋立容量1万4000m3(小型)。

 

[ 2012年2月20日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
サイト内検索