アイコン 自浄能力のないグリーとモバゲー  不正取引バグ発覚  株価急落

本日GREEの株価が-127円安の2246円、DeNAの株価が-117円安2389円となっている(12時46分現在)。何が原因したかと思い気や次の通り。
GREEのソーシャルゲームである『ドリランド』にて不正取引ができてしまうバグが発覚したと秒刊サンデーが19日伝えている。
このバグは以前から密かに存在すると言う噂が存在していたが、本日その方法が暴露され祭り状態へと発展と次々とレアカードを錬金し、ヤフーオークションに20万円近い金額で転売するユーザーも。月々の売り上げも数百万円に上る。

カードは、1枚数万円~数十万円で取引され、即決価格20万円近いカードも存在する。このカードは普段なかなか入手することが出来ないSSレアと呼ばれる超レアカード「メイチェリ」。そのレアカードが次々と複製できてしまうとんでもないバグが発見されたのだ。

このバグを利用しレアカードを錬金したユーザーはヤフーオークションに売ると言う手口。また、落札したユーザーは月々、数百万円の売り上げを誇り現段階で既に、カードだけで数千万円を稼いでいるものと思われる。まさにカードで家が建つ。
 
しかし、祭りが発覚しすぐにグリー側が対応、トレード機能を一時停止と言う措置を取った。また今後不正を行ったユーザに対しては『公平性を保つための対応』を行う可能性があると言う。
ソーシャルゲームの思わぬ落とし穴が発覚した今回の事件。恐らくこの事件は氷山の一角に過ぎず、こそこそと利益を得てうまい汁を吸っているユーザーはまだまだいるはずだ。

また、getnewsは、SNSゲーム業界について次の通り掲載している。

http://getnews.jp/archives/169543

皆さんは「アタリショック」という事件をご存じだろうか。大手ゲームメーカーATARI社がゲーム業界に巻き起こした事件の1つである。

要約して説明すると、当時のATARIはサードパーティーに対してライセンス管理を行っておらず、誰でも自由にゲームを販売できる体制にあった。
 メーカーからしたらゲームの規制がなくどんなゲームでも発売できるので楽なのでやりやすかったのだろうが、反面ユーザーはどんなゲームを掴まされるかわからないという酷い状況になってしまった。パッケージは豪華で凄そうなタイトル、しかし中身はどんでもない
 
クソゲー(中にはバグで動かない物まで存在)という物が乱造され、次第にゲーム業界そのものが衰退していってしまったのだ。この影響でATARI社のハードだけでなく同時に任天堂や他社のゲームまでも売れなくなってしまった。

 上記「アタリショック」を巻き起こしたのは似たようなゲーム、つまらないゲームの乱造が原因だった。さて、それに似ている状況が実は今のゲーム業界にも存在しているのだ。それはソーシャルゲーム業界である。
数あるソーシャルゲームだが、やっていることは似ており、カードを集めガチャを引き仲間を作ると言った同じシステムで出来ている。いわゆるガワだけが変 わっているのである。何故にここまでソーシャルゲームは流行っているのか? それはゲーム目的ではなくコミュニケーション目的で遊んでいるからだ。また収 集癖のある人の習慣になっているツールとなりつつもある。ゲームは目的では無くただのプロセスとなってしまっているのだ。

いわゆる真のゲー ムユーザーで無いライトユーザーが現在のソーシャルゲームユーザーとなっている当時の「アタリショック」も現在と同じくライトユーザーが、安く発売される 数多くのゲームに食いつき、瞬く間に飽きられた。これと同様にソーシャルゲームにハマっているユーザーは現在は課金してもいずれかは、飽きが来る日訪れる だろう。同じゲームの繰り返し、ガワだけ変えたことに気づくのも時間の問題となっている。

短期的な収益得ようとするとゲーム業界の衰退に繋がるのは今までの経験でも分かるとおりだ。いつの日かソーシャルゲームへの規制が行われたときが「ソーシャルゲームショック」の始まりだと思われる。

そ んな既存のソーシャルゲームのユーザーを逃さないために、ソーシャルゲームサイトは大手ゲームメーカーを囲い込み、違ったシステム、内容のゲームをリリー スしている。今ではスマートフォンの高性能を活かしたゲームまでリリースしているくらいだ。しかし、主流となっているは先出にも出た通り、ガワが変わった だけのカード収集ゲームなのだ。

そんなソーシャルゲーム業界だが、テレビゲーム業界を超える勢いの収益を上げている。これと同じことはAndroidやiPhoneアプリゲームにも言えそうだ。

[ 2012年2月20日 ]
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