<東シナ海資源争奪戦>(戦いになっていない現実)
日本は、何故、1999年中国が東シナ海の海底天然ガス田を試掘し出した時に、共同開発なり、独自に同じ経済水域の日本側で、海底天然ガス田開発の掘削をしなかったのだろうか。2004年6月には中国側は本格的な採掘を行っている。
日本が大好きなアメリカだって2枚舌、中国の渤海で共同海底油田開発にあたっているのが現実だ。
今や、中国は経済大国となり、日本など既に相手にしなくなった。力でねじ伏せようとしている。へっぴり腰で後退ばかりの日本の今の有り様では、その恫喝に 耐えることもできまい。両国間の経済水域での調査についても、中国は日本に対して事前通報だけでよいが、日本は中国の同意が必要となっている(アホなぁ)。それも中国側は、事前通報区域とは全く異なった区域を調査しまわり、有名無実化しているが、あまりに頻繁に違反してくることから日本も慣れっこに なり、中国政府に対しいちいち断固たる抗議も全くしなくなった。
自民党政権時代から続く、対中国に関しアホの連鎖政権ゆえに、国は滅びてしまう。
東シナ海の日中間の問題海域では、中国側は既に春暁、断橋、天外天、平湖、冷泉、龍井の6ガス田も掘削している。試掘だけなら中国側のFEZ区域も含めて何十ヶ所も行っている。
春暁、断橋の掘削地においては、その埋蔵地域が日中中間線の日本側海域に掛かっているため日本は中国側に文句を言っているが、中国側は無視して掘削井を増加させ続けてきた。
日本政府は、天外天、龍井についても資源が中間線を越えて広がっている可能性を指摘している。
しかし、指摘だけで相手が言うことを聞けば警察はいらない。国際裁判所への提訴なり、国連総会などで大々的なキャンペーンを行わない限り、どこの国も振り向いてもくれず、問題にもしてくれない。
過去、アメリカが持ち出した通商交渉で敗北した日本、今度は中国が持ち出すことになろう。しかし、日本がこんな弱腰政権が続く限り、その見返りに日本と中国との東シナ海域における共同管理区域(暫定措置水域+中間水域・・・200海里が重なる部分)の権利や尖閣を日本は放棄するやもしれない。正に財界のために売国奴となる可能性がある。
日本の排他的経済水域(FEZ):200海里(1海里1,852メートル)は日本固有の財産。
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