アイコン 原告「漁できない」(長崎地裁)

投稿者=海砂(シーサンド)

<海砂採取認可差し止め訴訟>

第1回口頭弁論

県は争う構え


砂 裁判【2月21日付け:長崎新聞記事をそのまま引用】

玄界灘の海砂採取をめぐり、長崎県が佐賀県側の海域で違法に許認可を出し漁業被害を受けたとして、佐賀県唐 津市の漁業者ら13人が長崎県に許認可差し止めや総額1千万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、長崎地裁(井田宏裁判長)であった。 長崎県は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。

訴状によると、漁業者らは壱岐と唐津の中間海域で、長崎県が中間線より佐賀県側で壱岐市の業者に許認可
を出していることについて「権限を逸脱し違法」などと主張。意見陳述で、漁業者の一宮勝さん(85)は「海砂採取に伴う濁りで魚道がふさがれ、唐津湾に魚 が入ってこず漁に出られない」、ダイバーの浪口志郎さん(65)も「濁りで透明度が極端に低下し危険。ダイビング者数も減った」と述べた。
これに対し、県は答弁書で「不服があれば砂利採取法に基づき、公害等調査委員会に裁定を申請すべきで、漁業者らは原告適格を欠く」と指摘。重大な損害が生じる恐れもないなどと主張している。
海砂採取の境界をめぐっては佐賀県と長崎県の主張が対立。佐賀県が2010年に自治紛争処理委員会による調停を総務省に申請。10年間は長崎県が主張する
現行線を採用し、その間に佐賀県が求める両県の陸地からの「等距離ライン」を基本に協議すべき-とする調停案が今月3日に示され、両県とも受諾する方針を明らかにしている。【長崎新聞】(田中祐作)

砂 裁判

[ 2012年2月22日 ]
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