アイコン 宮崎シーガイアをセガサミが買収 リップウッドから4億円で

シーガイアセガサミは、リップルウッド系の「RHJインターナショナル」(RHJI)が保有する「フェニックスリゾート」(PSR)の全株式を取得して子会社化すると発表した。株式取得費用は4億円、そのほかPSRに債務返済のための54億円の貸付を行う。

フェニックス・シーガイア・リゾートは、宮崎市の東海岸沿いに位置する太平洋に面した南北約11キロ、約700ヘクタールの黒松林に囲まれた自然の中に広がる大リゾートの総称。

「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」(旧シーガイアホテル)をはじめとする4つの宿泊施設や最大5,000名収容可能な国際級のコンベンション施設、世界のトップ100、日本のトップ3に名を列ね、1974年以来ダンロップフェニックストーナメントの舞台となっている日本屈指の名門ゴルフコース「フェニックスカントリークラブ」やテニスクラブなどのスポーツ施設など、恵まれた環境を生かした様々なアクティビティーが揃った一大リゾート施設となっている。
セガサミは今回の買収で、「フェニックス・シーガイア・リゾート」のホテル、スパ、ゴルフ場、レストランから国際会議場までを備えた大型リゾート施設を、人気のある施設に改める計画を立て、経営を立て直すとともに、大規模施設の運営ノウハウを獲得して、新たな複合型リゾート施設の開発・運営に活かすとしている。

<その昔>
 バブルも終わったものの、まだその余韻があった1994年10月に、シーガイアホテルはオープンした。そのオープンセレモニーでは、絶頂期の「スティング」を英国から呼び寄せ、同ホテルの最上階のベランダで歌わせた。それをヘリで空中撮影してTV放映までして見せた(スティングは当セレモニーだけで帰った)。日本のバブルはすごかったの一面である。
 第3セクターであったが、極東ノートも大株主であった。総投資額は2,000億円。しかし、バブルも崩壊が進み、国民はリゾートどころではなくなり、2001年2月負債額3,261億円でズッコケ、同年6月162億円でハゲタカのリップルウッドが買収した経緯である。

[ 2012年2月24日 ]
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