アイコン 韓国事情 「菜鮮堂の店員が妊婦に暴行」 SNSであっという間に全国へ 客足途絶える

韓国各地に270の加盟店を抱える大手しゃぶしゃぶチェーンの「菜鮮堂」。地方のあるチェーン店で発生した暴行事件が、わずか2日で全国に広まり、企業 全体が大きな打撃を受けていると朝鮮日報が伝えている。
各店舗には事件の真相が明らかになる前から抗議の電話が相次ぎ、客足が遠のくなど、インターネットやソーシャル・ネット ワーキング・サービス(SNS)の威力を示す事例として注目を集めている。
  事件の発端は、17日午後1時30分ごろ、忠清南道天安市仏堂洞のチェーン店で、妊娠6ヶ月の女性客と従業員が言い争ったことだった。

客のYさん(32)はこの日午後10時すぎ、インターネットカフェの「マムズホリック・ベイビー」に「妊娠24週の妊婦です。きょう、天安市内の菜○○食堂で従業員からお腹に暴行を受けました」と書き込んだ。「アジュンマ(おばちゃんの意)」と呼んだという理由で、従業員から暴行を受けたというのだ。

  Yさんは「“妊娠6ヶ月なので手を出さないで”と声を張り上げました。しかし、そのアジュンマは私のお腹を蹴り、床に倒れた後も何度も足で蹴り続けました。その時、子どもの命が危ないと直感しました。片手でお腹をかばい、そのアジュンマが近づいてこないように手で防ぎました」と書き込んだ。
警察の事情聴取でこの従業員は、「押した時に客が床に倒れ込んだのは事実だが、足で蹴ったりはしておらず、自分も殴られた」と証言した。
  
ネットユーザーの母性を刺激したYさんの書き込みは、SNSやインターネットを通じて一気に広まった。翌18日は朝から24時間、大手検索サイト「ネイバー」の検索ランキングで菜鮮堂が1位。

検索ランキングで上位になると、その検索ワードは注目を集めてさらに多くのネットユーザーに検索されるため、ニュースが広まる速度は一気に早まる。
ネットの書き込みが全国に広まると、「菜鮮堂」は「職員一同」名義で「心から謝罪します」という謝罪文を本社のホームページに掲載した。

被害者の所在も分からない状況で、同社の社長は天安に向かった。本社は問題が発生した店の営業を直ちに中止するとともに「閉鎖を含む厳しい対応を取る方針だ」とコメントしているという。

[ 2012年2月21日 ]
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