エイブル&パートナーズ/10月期第一四半期 ライン不具合で減収減益
エイブル(賃貸仲介)とCHINTAI(賃貸サイト運営)の持株会社である同社は、第一四半期について次のように説明している。
国内経済は、原油高が新たな懸念材料として浮上してきており、依然として予断を許さない状況が続いている。このような事業環境下、更なる競争力強化を図るため、仲介事業を中心とする主要子会社の基幹システムを、繁忙期に向けて刷新した。しかしながら、導入当初に一部不具合が発生したことに伴い、営業店舗における営業効率が一時的に低下するような事態となり、その安定稼働までに若干の時間を要したことから、減収減益に陥った。(但し、通期では増収、経常利益増益の見込み)
1、仲介事業
11月に実施した直営店舗の基幹システム入れ替えに伴う一部不具合の発生により、一時的に仲介件数が大きく落ち込んだことから、仲介事業全体では、売上高が25億21百万円(前年同四半期比▲20.0%減)、営業損失は6億72百万円(前年同期は2億54百万円の営業損失)となった。なお、仲介事業の業績には季節性があり、引越シーズンにあたる第2四半期に集中して利益が発生する事業構造となっている。また、既に基幹システムは安定稼働している。
2、仲介関連事業
仲介件数が大きく落ち込んだことから、それに付随する消毒や新規保険代理等の売上が減少した。一方、リフォームを推進したことにより、リフォーム売上および斡旋手数料収入は増加したものの、仲介関連事業全体では、売上高が25億44百万円(前年同四半期比▲3.1%減)、営業利益が40百万円(前年同四半期比▲61.5%減)となった。
ほか、メディア事業、管理事業、興行事業、旅行事業、その他の事業があるが割愛。
同社関係では、エイブル保証という家賃保証会社があったはずだが、旧オーナーの個人会社だったのだろうか、事業セグメントに出てこない。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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11年10月期第1四半期
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11,795
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669
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630
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5,861
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12年10月期第1四半期
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10,406
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-340
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-332
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-216
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前期第1四半期比
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88.2%
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12年10月期通期予想
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47,700
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5,000
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6,200
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3,200
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11年10月期実績
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46,434
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4,177
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5,327
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7,664
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通期予想/前期比
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102.7%
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119.7%
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116.4%
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41.8%
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