AIJ/資産たったの60億円 破産の場合の配当1割どころか3%
AIJ投資顧問が運用していたとする企業年金の資金2000億円のうち、顧客にすぐに返還できるのは60億円程度にとどまる見通しであることが12日判明した。証取委は資金の運用の実態解明を急ぐ。
AIJ投資顧問は、運用していたとするおよそ2000億円の年金基金のほとんどがなくなっていることが分かり、業務停止の処分を受けている。
残っている資産について、浅川和彦社長は証券取引等監視委員会に対し、「およそ200億円が運用先の海外にある」と説明しているというが、証取委が調べたところ、200億円のうちおよそ180億円は、海外にある複数の投資ファンドから貸付金の名目で企業に流れていた疑いがあることが判明している。
AIJ投資顧問の資産は、このほかに預金が40億円ほどあるだけで、厚生年金基金などの顧客にすぐに返還できるのは、合わせて60億円程度にとどまる見通し。証取委は、貸付先とされる企業や資金の運用の実態解明を急ぐとNHKが報じている。
浅川一派は、運用委託された年金基金2,000億円のうち、何十億円~数百億円は、地下に沈めているものと思われる。
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