別府市 市内の全街灯5450基を3年がかりでLEDに切り替えへ
別府市は、電力の使用量を減らすため、市内にあるすべての蛍光灯型の街灯を、消費電力の少ないLED照明に切り替えることを決定した。
LED=発光ダイオードを使った照明は、消費電力が少なく寿命も長いことから福島第一原子力発電所の事故以降、電力不足への対策が課題となる中、工場やオフィス・家庭などで需要が高まっている。
別府市では、電力の使用量を減らそうと、今年度から市内にある蛍光灯型の街灯の一部450基をLED照明に切り替える作業を進めているが、さらに残りの約5,000基を平成26年度までの3年間にすべてLED照明に切り替える。
別府市では、市内に蛍光灯型の街灯のほか、水銀灯なども2,000基以上設置されていて、これらの照明についても今後LED照明への切り替えを検討する予定。
LEDは蛍光灯に比較してまだ高価であるが、電気料金はかなり安くなる。また、長寿命のため取替えに関わる費用も削減できる。市役所の電灯設備なども取り替え対象にすれば、最終コストはかなり安く上げられる。
日本が、蛍光灯と水銀灯を全部LEDに変えたら、原発もいらなくなる。
今でもLEDメーカーなどが、蛍光灯型LEDのリース販売をしており、総コストで直ぐにでも落とせるが、自治体にあっては、なかなかそうした導入の発想に辿り着けないのが実情である。
しかし、別府市のように変わろうとする自治体にあっては、こうした動きが加速していくものと思われる。
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