アイコン ハヤシプレシジョン(株)の破綻について

破綻企業   :ハヤシプレシジョン(株)
本店所在地  :東京都品川区豊町6-27-4
 工場    :長野県辰野町伊那工場(第1・第2・研磨工場)
代 表    :林 升教
株 主    :林升教ほか林一族
創 業    :昭和37年3月
設 立    :昭和44年2月
資本金    :4,800万円
業 種    :パソコンやHDDなどの電子部品、デジタルカメラなどの電子部品、自動車エンジン用部品など
従業員    :50名
売上高    :(H23/1月期)約6億13百万円
取引銀行 :みずほ銀行(大崎駅前)、南信用金庫(本)、アルプス中央信用金庫(いほく)
既存の販売先:ソニー、ソニーグループ各社、オーハシテクニカ、ディプロ、オリップ、ヱトー、日本ピスコ、ミネベアなど(以上、過去の取引先であり、現在取引があるかは不明)
既存の仕入先:秋山精鋼、ツガミ、国興、シチズン時計、辰巳産業、旭研磨、塚田ネジ製作所、青海製作所など(以上、過去の取引先であり、現在取引があるかは不明)

破綻状況  :3月2日東京地方裁判所へ自己破産申請、同日破産手続きの開始決定を受けた。
申請代理人:西村将樹弁護士(電話045-671-9654)ほか。
破産管財人:曽我幸男弁護士(電話03-3582-0621)を選任。
負債額   :約14億円

<破綻事由等>
 同社は林製作所として昭和37年3月創業した精密金属部品製造業者、昭和44年2月に法人化、平成3年3月現社名に変更している。同48年4月に長野県上伊那郡辰野町に伊那工場を建て進出、その後辰野町に第二工場、研磨工場も建設、平成5年5月には本社屋ビル新築(現在地)した。
同社の業務は、大手メーカーや精密部品メーカーからパソコンやHDDなどOA用電子部品、デジタルカメラなど光学用電子部品、自動車エンジン用部品などを受注生産していた。リーマン・ショック前の平成19年1月期には約11億円の売上高を計上。しかし、リーマン・ショックにより、売上高は激減、その後少し回復途上にあったものの平成23年期の売上高は約6億円まで落ち込んでいた。しかも、昨年3月に発生した東日本大震災の影響から受注が更に落ち込み、世界的な電子製品業界の低迷も重なり、受注は改善せず、借入負担も重たく今回の事態に至った。

[ 2012年3月 6日 ]
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