アイコン AIJ 52の年金基金が積立不足で破綻の危機に  

厚労省は7日、AIJ投資顧問に運用を委託していた74の厚生年金基金(2011年3月末時点)のうち、預けた年金資産がすべて消失した場合には7割に当たる52の基金が運営難に陥る恐れがあるとの見通しを明らかにした。

公的年金の一部を国に代わって運用する「代行部分」で積み立て不足に陥るためだ。それら基金の大半は、中小企業などでつくる「総合型」で、穴埋めする余力に乏しい。立て直しは厳しい状況。

厚労省は同日、民主党の厚生労働・財務金融両部門会議とAIJ問題検証作業チームの合同会議に、こうした見通しを示した。

厚生年金基金は、公的年金の一部を国に代わって運用し、さらに企業などの独自の年金を上乗せする仕組み。積立不足となった場合、原則として年金基金の母体である企業が穴埋めする必要がある。年金給付の減額などが起きる恐れも生じる。

企業の場合は、総合型は少ないが、総合型の富士電機などは、企業が積立金不足を近い将来までに穴埋めすればよいが、小企業の団体である組合がまとめている年金基金の不足は、不景気で穴埋めする加盟企業の力はなく、こうした問題がいよいよ取り沙汰されてきた。
被害にあった加盟社・団体は、加盟している社員の退職者の年金問題という切実な問題であり、早急に今後をどうするか決断が求められる。

天下り撲滅と選挙用のマニフェストを用意して大勝利して天下を取った民主党であるが、何の手立てもせず、自民党時代より後退しているのが実情。
国民に対する約束を守らないことから、こうしたAIJのような問題も発生している。
民主党は所詮、外野席で、がぁーがぁー言っているのが性に合っているようだ。

なお、右サイドバーのPICKUP内に委託年金のリストの詳細を掲載しており、参考にしてください。

[ 2012年3月 7日 ]
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