アイコン 米アップル/新型「iPad」発表へ  新型「アップルTV」も   

ロイターは7日、米アップル、タブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」の新機種を発表する予定であると報道している。
第4世代(4G)高速通信ネットワーク「LTE」への対応が予想される新型機は、外出先での高画質動画の閲覧を促し、米通信会社の収入が大幅に増加する可能性がある。

これまでのユーザーはiPadの3G版に高い通信料を支払うことに消極的で、より低価格のWifi版が現在でも最も売れるモデルとなっている。

新型iPadが対応するとされるLTEは、通信速度が3Gの約10倍。UBSのアナリスト、ジョン・ホデュリック氏は「動画による通信量が劇的に増えるだろう」と予想。
「人々は高速通信と高画像を望んでいる」と話す。これについて、アップル、AT&T、ベライゾンはコメントを差し控えている。

フロスト・アンド・サリバンのアナリスト、フィル・ハーパー氏は、アップルが世界のタブレット市場を席巻し続けるには、新型iPadが「極めて重要な意味を持つ」と指摘、「iPad2はマイナーチェンジにとどまったが、今回市場はもっと期待している」とし、新たに搭載されるとみられるクアッドコア・プロセッサーや4G LTEなどに期待を示している。

<アップルTVもアップグレードか>
アップルは、サンフランシスコで7日に開くイベントで何を発表するか明らかにしていない。しかし、報道向けの招待状には、iPadスクリーンの画像に「見て、そして触れないわけにはいられないものがある」という言葉が添えられている。

一部では、セットトップボックス「アップルTV」の新型機を発表するのではとの見方もあり、ジェフリーズのアナリスト、ピーター・ミセク氏は、招待状の「見て、触れる」という表現に好奇心をそそられると語る。

同氏は顧客向けのメモで、「アップルTVのアップグレード版は(発表の)可能性がある」とし、さらに完成品はまだないものの、テレビ自体を発表することも考えられるとの見方を示している。

昨年の第4四半期のタブレット端末販売シェアは、グーグルの「アンドロイド」搭載端末が39%で前年同期比の29%から上昇。
一方、iPadは58%で同68%から減少している。ただ、ストラテジー・アナリティックスによると、2011年に販売された高速タブレットはまだ値段が高いことなどから全体のわずか1%。iPad3の発売で、高速端末がブレークする可能性もあるという。
 

[ 2012年3月 7日 ]
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