アイコン (株)C&I Holdings=ベンチャー・リンク/民事再生申請

元上場で旧名ベンチャー・リンクの(株)C&I Holdings(東京都台東区寿1-5-10、代表:松本信彦)は3月12日、申請処理を神部健一弁護士(電話03-3281-7803)に一任して、 東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請をした。監督員には、渕上玲子弁護士(電話03-3595-2062)が選任されている。
負債額は約52億円。

同社は昭和56年11月設立の経営コンサルタント。既存店FC本部との提携や独自にFC本部を作ったりして、フランチャイズブランド「おおきに食堂」「地名 + 食堂」などを全国FC展開した。しかし、東証一部まで登りつめた同社であったが、急成長により、FCからのボッタクリなど嫌気され、FC本部や加盟店から契約解除などが殺到し、窮地に陥り、小泉と竹中が可愛がった木村の日本振興銀行が事実上買収して、おもちゃにされ、売上高はピーク200億円以上あったものが、平成22年12月期は14億円まで落ちていた。平成22年9月日本振興銀行が破綻して、両社間のグチャグチャにより、監査法人から監査意見不表明を受け、平成23年10月上場廃止に至っていた。

同社の民事再生は、腐れた会社であり、銭になる分野がまだあれば、どっかに売却して、同社は消滅であろう。
破産して破産管財人にそれをさせなかったのは、まだ役員報酬でも貰いたいのであろうか。

<前回掲載記事>この裁判も取れず仕舞いか?
JASDAQは、平成23年5月31日付(訴状送達日6月11日)にて、東京地裁において訴訟の提起を受けた。
<訴訟内容>
1.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯
同 社および㈱C&I Holdings(旧 ㈱ベンチャー・リンク)、エリア本部2社、㈱C&I Holdingsが加盟募集を行った同社以外のブランドの本部1社他(以下、総称して「被告」)は、同社等が主宰するフランチャイズ元加盟企業等合計8社 (9名)から、フランチャイズ契約勧誘等の違法性に基づく当該契約自体の無効等を原因として、総額3億2,750万円(但し、同社に関する分は、2億 6,971万円)の損害賠償を求める訴訟を提起されたもの。
2.訴訟の提起があった裁判所及び年月日
東京地裁 平成23年5月31日付
3.訴訟を提起した者
同社ブランド「まいどおおきに食堂」元加盟企業7社のほか、同社以外のブランドの加盟企業を含む、㈱C&IHoldingsが加盟募集を行った企業合計8社(9名)

【原告】
名称:所在地、代表者の氏名
1 ㈲ライズ   :佐賀県武雄市武雄町大字昭和6番地4 代表取締役 重松彰
2 ㈱ネオセレクト:福岡県小郡市小板井365 番地2 代表取締役 武田孝弘
3 武田孝弘   :福岡県小郡市
4 ㈱サン・ホームビルダー:佐賀県佐賀市開成四丁目5番2号 代表取締役 中村吉廣
5 ㈱九州大和  :北九州市八幡西区本城東五丁目4番1号 代表取締役 田中伸志
6 グランドウエア㈱:福岡市中央区天神三丁目4番9号 代表取締役 金丸博
7 ㈱マルシン  :長崎県佐世保市広田二丁目212番地1 代表取締役 平川修二
8 ㈱ナナホシ  :埼玉県三郷市笹塚18番地 代表取締役 加藤光男
9 イペ販売㈱  :大阪市中央区大手通一丁目3番9号 代表取締役 山口祐治
 
1社平均3,638万円となる。
九州でも一時、ベンチャー・リンクと騒いでいた時があった。その時契約していたのであろうか。結局、儲からなかったのであろうか?
「まいどおおきに食堂」は、今では地名を冠した「あったかごはん」「・・・食堂」という名前で、福岡でも多く所在している。

[ 2012年3月12日 ]
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