アルデプロ/継続疑義で債務超過
マザーズ上場でビル、マンションなどの再生・販売を手掛ける「アルデプロ」は、2012年7月期第2四半期決算報告書において債務超過に陥り、「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している」と発表した。
同社は4期連続で営業赤字および経常赤字に陥っているほか、販売用不動産の評価損計上により2012年7月期第2四半期末時点で13億54百万円の債務超 過に陥っており、また、事業再生ADR手続において全取引金融機関と合意した債務弁済計画案の変更を余儀なくされたことから今回の措置に至った。
なお、同社によると、同ADR手続の事業再生計画において、担保付き不動産の売却により債権が発生した場合は、取引金融機関からサービサーへの債権譲渡もしくは債務の株式化による対応となるため、債務超過の状態は一時的なものと認識しているとしている。
同社は、会社の残務処理にあたっているような会社であり、従業員も今では13名と再建するような会社ではないようだ。金融機関も今期は大幅な利益計上予定でおり、同社の不動産も商品価値のある不動産は既に売却済みと思われ、債権をハゲタカに売却する公算が高いとみる。どっち道、金融機関は新たな融資をしないはずであり、同社の今後はハゲタカ不動産ファンドと組むしかない。そうすれば、ハゲタカのおもちゃになる可能性もある。
同社は、バブル時代のレオパレス(みやま商事時代)の商法と一緒、レオパレスは別途賃貸AP(イビケン製)を展開していたため、その後浮上した。しかし、安物APの建築利益と家賃保証で高収益を上げていたため、今般の不景気で、安物APの入居率が急悪化、家賃保証が命取り寸前となり、住生活が支援体制に入っている。
アルデプロに稼げる商材はあるのであろうか。
アルデプロの業績推移
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連結/百万円
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H19/7
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H20/7
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H21/7
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H22/7
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H23/7
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売上高
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77,413
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47,977
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13,924
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8,356
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4,761
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経常利益
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11,315
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-7,903
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-18,611
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-9,214
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-551
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当期純利益
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4,710
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-26,125
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-25,618
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-8,704
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55
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純資産額
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13,692
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5,998
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-19,598
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70
|
130
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総資産額
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48,038
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72,582
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32,705
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15,296
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11,232
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資本金
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12,944
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300
|
300
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自己資本比率
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28.4
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8.3
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-59.9
|
0.4
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1.1
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有利子負債
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45,257
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12,399
|
9,596
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従業員数
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404
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218
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40
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33
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13
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