アイコン TPPでは 放射線量日本基準500Bqが、米国からは1200Bqの牛肉がやってくる

TPPは日本の安全を脅かす何ものでもないが、農業問題ばかり取り上げられ、国内政策で解決すべき農業政策を放ったらかしにして、TPPで強引に農業問題を片付けようとしている。
 ところで、肉や乳製品・野菜など日本の放射線量基準が先般農水省から発表されたが、飲料水、牛乳・乳製品の放射性セシウムは200Bq(ベクレル)となっている。ところが、アメリカでは6倍の1200Bqとなっている。
野菜や肉類は日本では500Bqとなっているが、アメリカでは2.4倍の1200Bqとなっている。TPPを締結した暁には、こうした放射能まみれの食品がやってくることになる。すべてアメリカ基準で合意することが前提となっている。
(アメリカはネバタ州で多くの核実験を行っており、原発数も175基で世界一多い)

 

特に肉では、いまだかって日本に対する輸出において、BSE(牛海綿状脳症)問題による全頭検査をしないどころか、日本が妥協した基準の年齢制限や危険部位を除く基準でも、危険部位をすまして送りつけてくる有様。最近では国や輸入企業はいちいち発表もしなくなった。

先般米国では、殺菌剤(洗剤の殺菌剤によく使用される)として水酸化アンモニウムに漬けたピンク・スライム牛肉が、米農務省から使用を推奨され、学校給食に採用されたが、父兄の猛反発を受け中止に追い込まれている学校が殆どである。
こうしたピンク・スライム肉は今でも生産されており、米国で食品として使用されている。TPP締結では、当然輸入することになり、拒絶すれば、米国の生産業者から日本国が訴えられ、被害額を請求されることになる。メキシコもカナダも他の案件で拒絶し痛い目にあっている。いつまた米国でBSEが発生するかもわからない。
TPPのすべてがアメリカ基準となる。

遺伝子組み換え種子や米・大豆などの輸入品も当然やってくる。遺伝子組み換えという表記そのものを種子や生産物の野菜や穀物に表記してはいけないことにアメリカではなっている。それがアメリカ基準。

肉や野菜だけ取り上げても、遺伝子組み換え、放射能、BSE、ピンク・スライムなどなど、日本国のTPP締結における生産者保護の給付金交付などと全く別次元の「食品の安全」において大問題である。

それでもTPP締結が日本の生き残る唯一の道と考えますか・・・。

放射能性核種による

ネバダの核実験と福島原発水素爆発
ネバダの核実験と福島原発水素爆発

[ 2012年4月24日 ]
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