アイコン スポーツ用品市場 本年2.0%増の1兆26百万円市場に/矢野研

矢野経済研究所は4月20日、スポーツ用品市場に関する調査結果2012を発表した。
2012年スポーツ用品国内市場は前年比2.0%増の1兆2,603億円の見込み。
2011年スポーツ用品国内市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、1.3%減の1兆2,361億円の見込みとなった。
 東日本大地震による直接的被害に加えて、東電福島原発水素大爆発における事故による電力不足、その後の放射能漏れ問題は、多くのスポーツカテゴリーにとって市場規模縮小の要因となった。

過去に例のない無い自然災害を経験したことで、当初は市場の先行きに対し非常に厳しい見方が多く、当時の深刻な販売状況が大きなマイナス予測に繋がった。
 しかし、震災後に各カテゴリーにおける業界団体やメーカーや小売店においてプレーの自粛ムードを断ち切る為の復興支援活動が行われたことや、個人レベルでも自粛するのではなく、普段通りにプレーすることが復興に繋がるという認識の変化が、市場を活性化させたとしている。以上。

大震災後、家族が一緒に食事する回数が10ポイント以上増加しているが、家族との絆や健康意識も増幅されており、自転車通勤者も「ツーキニスト」として増加している。スポーツ用品市場は、家族で行うスポーツの開発やゴルフかゲートボールだけの高齢者向けに何かヒット作を創れば、落ち込みの歯止めや市場拡大になる。

特に、金持ちの団塊世代以上をターゲットにしなければ、市場は長期にわたって今後とも縮小していくものと推量される。

(内閣府調査、大震災後の朝食と夕食を家族と一緒に食べる頻度は、「ほとんど毎日」と答えた人が、朝食では60%、夕食では72%。一昨年の調査と比較では、朝食で10ポイント、夕食で15ポイント増加している)

[ 2012年4月23日 ]
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