イオンモール/2月決算 施設数拡大 54モール 4月26日福津オープン
同社は2月決算について、次の通り説明している。
ショッピングセンター(SC)業界の商況も震災前の状況に戻りつつあるものの、競争激化によるSC間の売上や来店客数に格差が拡大し、テナント業の出店先の選別に伴う不採算店舗の撤退が顕在化する等、ディベロッパーの優勝劣敗が一層進展している。
このような状況の中、国内における新規モール開設や既存モールの収益向上とともに、海外でのモール・ビジネス展開にも取り組み、さらなる成長基盤の拡充に取り組んでいる。
新規モールについては、イオンモール甲府昭和(山梨県)、イオンモール大牟田(福岡県)を3月に計画通り開設した。
9月には、活性化事業として、複合型施設「広島イーストビル」商業棟のサティ退店跡に広島段原SCを開設した。
既存モールについては、7モールが震災で建物・設備を一部損傷し休業したが、早期にGMS「イオン」の営業を再開し、専門店ゾーンについても、損傷による被害が大きかったイオンモール名取(宮城県)を除く6モールが3月末までに、営業を再開した。イオンモール名取については、地域の強い要望もあり、当初予定を前倒しして4月24日に営業を再開させた。
また、既存9モールの大規模なリニューアルを実施した。第1四半期に3モール[3月:イオンモールりんくう泉南(大阪府)、4月:イオンモール直方(福岡県)、イオンモール新居浜(愛媛県)]、第2四半期に2モール[6月:イオンモール東浦(愛知県)、7月:イオンモール宮崎(宮崎県)]、第3四半期に3モール[10月:イオンモール高岡(富山県)、イオンモール鈴鹿(三重県)、11月:イオンモール熊本(熊本県)]において、新規専門店の導入や既存専門店の業態変更・移動等により、モール全体を刷新した。さらに、イオンモール倉敷(岡山県)では9月の増床オープンに続き、10月には既存棟リニューアルを含めた全館をグランドオープンした。
既存51モールの専門店売上は、3~4月度は震災後の消費抑制と一部モール休業の影響もあり、来店客数とともに前期実績を下回ったが、5月度以降は、来店客数が増加したことに加え、グループのモールに出店しているテナント約23,000店舗での統一セールも奏功し、来店客数は前期を上回って推移した結果、当連結会計年度の既存51モールの専門店売上は、前期比102.0%となった。既に出店が決まっている区画を除いた実質空床率(面積ベース)は、前連結会計年度末0.40%から当連結会年度末において、0.18%に改善したとしている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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09年2月期
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130,813
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37,870
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37,006
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21,390
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10年2月期
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138,942
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37,201
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36,195
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21,809
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11年2月期
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145,117
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39,651
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38,224
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22,379
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12年2月期
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150,886
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40,656
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39,048
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20,355
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前期比
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104.0%
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102.5%
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102.2%
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91.0%
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13年2月期予想
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164,000
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43,500
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41,000
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23,000
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13期予想/12期比
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108.7%
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107.0%
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105.0%
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113.0%
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12年2月期
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総資産
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純資産
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自己資本
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自己資本率
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543,761
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194,474
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193,683
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35.6%
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