アイコン 太平電業/大飯原発工事で間接雇用の暴力団関係社員を指揮下に 営業停止処分

国交省関東地方整備局長は、太平電業に対し、下記のとおり建設業法に基づく監督処分を行った。

監督処分:建設業法第28条第3項の規定に基づく営業の停止命令
期 間 :平成24年4月24日から平成24年4月26日までの3日間
地 域  :福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県及び和歌山県
営業範囲:停止を命ずる営業の範囲:とび・土工工事業、管工事業、機械器具設置工事業に関する営業のうち、民間工事に係るもの
処分事由:
太平電業及び同社元社員は、関西電力大飯原子力発電所等の修繕工事等において、法定の除外事由がないにもかかわらず、労働者供給事業を行う下請負業者との供給契約に基づき、同会社から供給された労働者に、自らの指揮命令の下に、労働させたことが
職業安定法に違反するとして、平成24年2月2日小倉簡易裁判所から各々に対し罰金50万円の略式命令があり、各々その刑が確定したものである。
このことが、建設業法第28条第1項第3号に該当すると認められるため。

<事件概要>
1、2012年1月12日、福岡・福井の両県警は、関電大飯原発で下請け工事を受注しているプラント工事大手の太平電業が、暴力団関連会社「総進工業」(北九州)から偽装請負の労働者の提供を受けていたことが発覚、職安法違反容疑で太平電業社大飯事業所の元所長、一瀬秀夫容疑者(58)と総進工業の元社長で指定暴力団工藤会系組長の妻、池上加奈枝容疑者(36)、そして配管工事会社の高田機工(福井県高浜町)社長、富田好容疑者(59)の計3人を逮捕した。
逮捕容疑では、3人は2010年3月上旬から9月下旬までの約130日間、適正な建設請負契約と偽装し、総進の男性社員を大飯原発の配管工事の作業員として高田機工を通じて太平電業に供給した疑いがもたれている。

2、2月2日、関西電力大飯原発(福井県)工事を巡る偽装請負事件で、小倉区検は、職業安定法で禁じられた労働者の派遣を受けたとして、法人としての東証一部上場のプラント工事会社「太平電業」と下請けの高田機工(福井県)の2社について、同法違反で小倉簡裁に略式起訴した。
簡裁は、それぞれ罰金50万円の略式命令を出した。
福岡県警は同日、派遣元の建設会社「ドリーム」(旧総進工業)など2社を指定暴力団工藤会(本部・同市)関係企業と認定、県などに下請けからの排除を行うよう通報した。

太平電業が本命であったのか、監督処分内容も何故か歯切れの悪い細切れとなっているように見えるが・・・。指名停止も控えている。
 

[ 2012年4月10日 ]
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