アイコン シャープ 堺工場(第10世代液晶)身売り 夢でした

4月10日、シャープは、世界最先端の第10世代液晶工場の堺工場を経営するシャープディスプレイプロダクトと凸版印刷及び大日本印刷の堺工場における液晶カラーフィルター事業統合に係る基本合意に達したと発表した。

シャープ、凸版印刷、大日本は、凸版印刷及び凸版印刷の子会社であるトッパンエ
レクトロニクスプロダクツ、並びに大日本印刷及び大日本印刷 の子会社であるDNPカラーテクノ堺の堺工場における液晶カラーフィルター事業を、シャープの子会社であるシャープディスプレイプロダクト(株)(以下 「SDP」)に統合させることについて、基本合意書を締結した。

<液晶カラーフィルター事業のSDPへの統合>

<統合の目的>
SDP(堺工場)は平成21年10月より稼動を開始した世界で唯一の第10世代液晶工場。液晶パネルの部材メーカーに加え、電気、ガスや水といったインフラ・エネルギーメーカーが堺工場に進出、部材から液晶パネルまでの一貫生産を実現し、液晶パネル生産の垂直統合化を推進してきた。

しかし、SDPを取り巻く経営環境は、円高基調の恒常化やデジタル商品の熾烈な競争激化による市場価格の下落など、厳しさが一層増しており、堺工場の操業安定化とコスト競争力の強化を実現すべく更なる効率運営が必要となっている。

先般、シャープは、鴻海精密工業グループと資本業務提携契約を締結、SDPで生産する液晶パネル・モジュールを、鴻海精密工業とシャープがそれぞれ50%ずつ引き取ることにより、SDPの高い稼動率維持を図り、そのコスト力強化と収益性改善を図ることにした。

今回、シャープ、凸版印刷及び大日本印刷は、凸版印刷及びトッパンエレクトロニクスプロダクツ並びに大日本印刷及びDNPカラーテクノ堺の液晶カラーフィルター事業をSDPに統合することにより、液晶パネルの主要部材であるカラーフィルターも含めた大型液晶事業の一層の効率化を図り、同事業の競争力強化を目指す。

<統合させる事業の内容>
凸版印刷及びトッパンエレクトロニクスプロダクツ並びに大日本印刷及びDNPカラーテクノ堺の堺工場における液晶カラーフィルターの製造に関する事業

<SPDの子会社からの移動>
シャープから、平成24 年3月27日付「業務提携に伴う第三者割当による新株式の発行及び子会社株式の一部譲渡に関するお知らせ」にて公表したとおり、SDP株式については、郭台銘氏(鴻海精密工業グループの創業者)が1,320,000株(所有割合46.48%)を取得する予定である。

また、本統合に伴い、統合対価としてSDP株式の発行が見込まれる。従って、当該株式譲渡及び本統合が実行された場合は、シャープのSDPに対する議決権比率が40%未満となり子会社の異動が見込まれるとしている。


シャープは、世界が求める次世代の商品開発に専念することで、世界のシャープに大化けする可能性を秘める。アップルやサムスンの時代の次へ(シャープ次第)
 

[ 2012年4月11日 ]
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