東芝/放射線を見ることできるガンマカメラ販売開始
東芝のポータブルガンマカメラ装置は、2011年12月に発表して以来、福島市実施の実証実験に参加するとともに、地方自治体などに提案活動を行ってきた。また、多くの問い合わせを受け、試験撮影要請などにも対応してきた。
その結果、ポータブルガンマカメラ装置の実用化に向けた性能及び効果を確認するとともに、改めて自治体などからのニーズが高いことを認識した。そこで東芝 は、今後本格化する被災地の除染活動に貢献できるよう生産体制を構築し、販売及びサービスの提供を開始することを決定した。
また、これまで提案してきた三脚による固定方式の撮影に加え、道路などを効率よく撮影するため、車両に装置を搭載した撮影方式も提案していく。今後も、本装置をさまざまなニーズに応じた使い方で活用していく。
同社は、今後も最先端の技術開発を進め、住民の安全、安心、被災地の復興や社会に貢献できるよう努めていく。
<ポータブルガンマカメラ装置の概要>
ポータブルガンマカメラ装置は、放射線センサで測定したガンマ線とビデオカメラで撮影した映像を信号処理装置で重ね合わせることにより放射線量が高い場所を赤く、低くなるにつれ黄色、緑、青と色を変えて表示し、色で識別することができ.。
また、短時間で広範囲を計測することができるので「ホットスポット」の特定が容易になり、除染作業の効率化が図れる。
装置名
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ポータブルガンマカメラ装置
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重量
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9.8kg
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外形寸法
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380(L)×110(W)×241(H)mm
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電源
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AC100V/バッテリー
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バッテリー駆動時間
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3時間
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放射線センサ
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半導体検出素子(128個)
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撮影範囲
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視野角:60°
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ガンマカメラ営業担当 TEL 03(3457)3980
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
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