アイコン 大飯原発/奥尻島では誰も予期せぬ20メートル超の大津波 

北海道大学の平川一臣名誉教授(地形学専門)と北海道地質研究所で作る調査チームが、平成5年に北海道南西沖地震の津波で、198人の犠牲者を出すなど大 きな被害を受けた奥尻島で、海岸の地層に残る津波の痕跡を調べた結果、およそ1000年の間隔を置いて、過去に繰り返し、島を襲った可能性があることが初 めてわかった。

このチームが行っている調査は、海岸の地層に津波が残した砂や石、火山灰などを探し、津波が起きた時期や規模などを推定するもので、北海道の沿岸では、太平洋側を中心に行われ、日本海側では調査が進んでいない。

今回の調査では、奥尻空港の裏手の海岸の地層で、粘土質の土の層の間に海から運ばれたとみられる細かな砂の層が少なくとも3つ見つかり、平川名誉教授は過去3000年の間に、巨大地震で起きた3回の津波でできた可能性があると推定している。

平川名誉教授は、巨大な津波が、過去に繰り返し、島を襲った可能性があると指摘し、痕跡のデータが不足している。日本海側全体に広がるのか調査を急ぐ必要があるとしている。このように、地震多発地帯の太平洋側であっても貞観地震の痕跡をろくに調べもせず、調べた国会議員の質問では、政権は一切反応も示さず無視、安全神話作りに奔走した挙句、福島原発水素爆発を引き起こしてしまった。

日本海側の陸地は、近年新潟地震など大地震が起きているが、まだ海底断層などは未開拓地帯である。大飯原発に20メートル超の津波が押し寄せることはないと誰も断言できない。ましてや、東日本大地震で信州でも大地震が誘発されており、日本海側で地震が発生しても何ら不思議ではない。

福島原発大爆発直後テレビで、1000年に一度しか発生しない地震に対して、対策を練るなど費用の無駄と発言していた東大出の御用学者がいたが、これが御用学者の実態である。

[ 2012年4月24日 ]
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