アイコン ロボットのファナック/3月決算  同社では景気回復へ

<FA部門>CNCシステム・レーザ
CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の業況は、日本・欧米では、上期は回復基調が続いたが、下期には、欧州の金融不安等を背景に弱まった。
アジアでは、中国の金融引き締め等の影響により拡大、回復基調は緩やかなものとなった。当社のCNCシステムの売上は、総じて緩やかに回復した。
レーザは、主要市場である日本を中心に、売上が大幅に回復した。
FA部門の連結売上高は、2,675億85百万円(前期比8.0%増)、全連結売上高に対する構成比は49.7%となった。

<ロボット部門>
ロボットは、世界全体で売上が大幅に回復した。特に、欧米市場では、自動車産業向けを中心に、売上の回復が顕著であった。さらに、中国市場では売上が大幅に拡大した。
ロボット部門の連結売上高は、1,147億85百万円(前期比47.2%増)、全連結売上高に対する構成比は21.3%となった。

<ロボマシン部門>ロボドリル(小型マシニングセンタ)・ロボカット(ワイヤカット放電加工機)
ロボドリル(小型マシニングセンタ)は、主要市場である中国での売上が大幅な拡大を続けた。
ロボショット(電動射出成形機)は、大洪水の影響でタイ向けの売上が急増したが、中国・日本・米州市場は落ち込み、総じて売上は減少した。
ロボカット(ワイヤカット放電加工機)は、売上は、まだ回復の途上にあるが、欧州・日本市場を中心に回復が進んだ。
ロボマシン部門の連結売上高は、1,561億22百万円(前期比29.5%増)、全連結売上高に対する構成比は29.0%となった。

<今期について>
平成23年度の世界の景気は、全体として回復傾向にあるが、回復の動きは次第に鈍化してきており、景気の下振れへの懸念を含んだまま、平成24年度を迎えている。今後も、中国市場の動向や、欧州の金融情勢を注視しながら、需要の変化を見極めてゆく必要があるとしている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期
388,271
134,449
149,148
97,162
10年3月期
253,393
55,024
60,063
37,511
11年3月期
446,201
189,757
195,434
120,155
12年3月期
538,492
221,834
228,578
138,819
前期比
120.7%
116.9%
117.0%
115.5%
13年3月期中間期予
275,000
113,000
116,000
75,000
 
[ 2012年4月26日 ]
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