大林組／3月決算　増収減益　手持工事残付き

同社は建設事業につき、受注高は、受注高が増加したことなどにより、前期比16.4％増の約１兆2,897億円となった。その内訳は、国内土木事業約2,864億円、海外土木事業約607億円、国内建築事業約7,908億円、海外建築事業約1,517億円。
単体の受注高は、前期比17.2％増の約１兆268億円となった。その内訳は、土木工事は前期比52.2％増の約2,449億円、建築工事は前期比9.3％増の約7,818億円である。

次に、グループの建設事業売上高は、当社の土木事業で売上高が減少した一方で、当社や子会社の建築事業で売上高が増加したことなどから、前期比10.9％増の約１兆1,701億円となった。
その内訳は、国内土木事業約2,400億円、海外土木事業約310億円、国内建築事業約7,618億円、海外建築事業約1,372億円である。また、営業利益は、建築事業売上高の増加や土木事業における工事利益率の改善に伴う完成工事総利益の増加などにより、前期比88.1％増の約275億円となった。
当社単体の売上高は、前期比8.9％増の約9,430億円。その内訳は、土木工事は前期比▲17.4％減の約1,866億円、建築工事は前期比18.2％増の約7,564億円であるとしている。

大林組単体の手持工事残高
	前期末	当期末	前期末比
土木　　官公庁	170,515	199,622	17.1
土木　　民間	82,251	97,731	18.8
海外土木	33,524	47,304	41.1
土木計	286,290	344,657	20.4
建築　　官公庁	67,935	68,548	0.9
建築　　民間	894,178	910,162	1.8
海外建築	56,471	65,212	15.5
建築計	1,018,584	1,043,922	2.5
官庁工事計	238,450	268,170	12.5
民間工事計	976,430	1,007,894	3.2
海外	89,996	112,516	25.0
合計	1,304,876	1,388,580	6.4
開発事業	1,092	3,476	218.1
総合計	1,305,970	1,392,057	6.6

同社は全項目で手持工事残を増加させている。

連結/百万円	売上高	営業利益	経常利益	当期利益
１０年３月期	1,341,456	-62,534	-59,608	-53,354
１１年３月期	1,131,864	23,174	22,207	15,423
１２年３月期	1,245,772	31,145	35,241	5,142
前期比	110.1%	134.4%	158.7%	33.3%
１３年３月期予想	1,400,000	34,000	37,000	11,000
13年期予／12年期比	112.4%	109.2%	105.0%	213.9%
１２年３月期	総資産	純資産	自己資本	自己資本率
	1,618,748	365,492	340,463	21.0%