アイコン 5月31日証券市場 日経平均90.46円安8,542.73円 ユーロ97.36円まで下落 

欧州が世界経済の火薬庫となってしまっている昨今であるが、ギリシャ・スペイン問題を抱え、ユーロの対ドル・対円の下落が再び加速している。こうしたことから、世界の株価が、EU・ギリシャ・スペインの動向に一喜一憂しながら漸落傾向を強めている。

本日の日経平均は、前日のNY株安に一時前日比178円も下げたが、終盤少し盛り返し、90.46円安の8,542.73円で終えた。

ユーロも円に対して現在のところ、97.60と4ヶ月ぶりの安値となっており、欧州への輸出企業は困ったものである。
また、ドルも80円を再び割り込み、インポな日銀と政府の無策により、対円でズルズル下げ78.77円となっている。

ここまで円高が進めば、日本の輸出企業や輸出関連企業の工場は、ベトナム・カンボジア・タイなどへの海外移転するしか、なすすべがなかろう。
以前は、円高対策と景気対策に円を垂れ流して、円キャリーから、欧州経済の発展に寄与するほどであったが、今ではとんでもない為替相場になり・・・。ユーロ安のドイツの輸出競争力ばかりが台頭してくる。

中国も欧州の金融機関が企業融資を引き締めており欧州経済が更に落ち込むことでもあれば、頼りのアメリカでは既に器が間に合わなくなっており、景気減速に勢いが付いてしまうおそれもある。

韓国でも、エネルギー・造船株の下落が目立ち、月間下落率は昨年8月以来となっている。ウォン安が進めば進むほど、サムスンの力は増す。(サムソンとゴモラは振り返ったとたん世の中が崩壊するのであるが・・・)

日本は、アメリカが咳をすれば、寝込んでしまうのが体質化してしまっている。

[ 2012年5月31日 ]
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