アイコン モバグリショック 消費者庁の規制報道を受け DeNA、グリーが500円安のストップ安

新聞社からの、ソーシャルゲームので消費者庁が「コンプガチャ」を禁止する方向であるとの情報を受け、案の定ソーシャルゲーム関連銘柄が軒並み大幅安、しかもグリー・DeNAはストップ安。10:00現在の東証においてストップ安となっているのはグリー、クルーズ、アクセルマーク、DeNA、といずれもゲーム業界株。

ガチャの先駆者であるグリーは、ガチャで高収益・高成長を遂げてきただけに、その影響は大きく、午前10時30分段階で、買い30万株(別に成行12万株)に対して、売り250万株(別に成行182万株)のストップ安、価格は1,651円となっており、少しでもいい材料が出現しない限り、ストップ安が明日も継続する可能性すら見えてきた。

一方、モバゲーのディー・エヌ・エーも買い17万株(成行買い4万株)に対して、売り186万株(成行売り151万株)のストップ安、価格は1,990円となっている。

ガチャでは、ユーザーが湯水のように課金をしないとコンプリート(完結)出来ない仕組みになっており、数万円の課金は当たり前、中には数十万円も課金するユーザーもいるとされる。

両社は、スマホの課金システムを最大限に利用して、ユーザーに熱中させることで、膨大な利益を手中に納めてきたが、収入のない子供もコンプガチャをすることで、社会的な問題に発展していた。

そうしたことでゲーム業界は、子供は月の上限を5,000円までしかできないようにしたものの、そうした機能をスマホに取り込まない限り、これまでどおりであった。

また、グリーとディー・エヌ・エーは、ライバル以前に仲が悪く、業界が完全にまとまることもなかった。

緊縮財政派でEUの財政再建にも取り組んでいたフランスのサルコジ大統領が選挙で負け、景気対策型のオランド(仏社会党)候補が時期大統領になったことから、4日の欧州や米国の株価下落を受け、本日は地合いが悪いなか、ゲームソフト業界までも上記事由で暴落しており、日経平均も231円安の9,147円の大幅安で推移している。

 

大手のゲーム会社も軒並み大幅に下げており、まさにモバグリショック。

【9766】コナミ(株)
-319(-13.92%)
【7832】(株)バンダイナムコホールディングス
-99(-8.70%)
【9697】(株)カプコン
109(-6.03%)
【7844】(株)マーベラスAQL
-850(-5.26%)
【9684】スクウェア・エニックス・ホールディングス
-82(-5.19%)
【3635】コーエーテクモホールディングス(株)
-31(-4.65%)
【6460】セガサミーホールディングス(株)
-72(-4.28%)

ガチャ廃止による影響は営業利益で40-50%に達する可能性ともいわれ、違法性が認められた場合は返還請求リスクなども出てくるとしている。

ゲーム関連で足を引っ張られ下げてはいるが、マスコミに煽られても微動だにしなかったどころか、ガチャを完全否定していた任天堂の先見の目は大したものだ。


 

[ 2012年5月 7日 ]
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