アイコン スターバックス/コチニール虫抽出の着色料段階的に中止へ

米スターバックスは、昆虫のコチニールから抽出した着色料の使用を段階的に取りやめると発表した。
同社は、米国で販売している食品と飲料に天然のコチニール抽出物を使っているのは、消費者の期待に反していたとして、6月末までにトマトの抽出物を使った リコピンという着色料に切り替える予定。昆虫の抽出物使用に不安を持つ消費者から多数の要望が寄せられたため、その声に応えることにしたという。

コチニールは、米食品医薬品局(FDA)に承認された天然着色料であり、健康上のリスクはないとされている。欧州や日本では、食品添加物(着色料)としての表示義務があるが、アメリカにはない。

米スターバックスでのコチニール抽出の着色料は、ストロベリー&クリームフラペチーノなど飲料2種類、ラズベリー・スワールケーキ、ピンク色のトッピング付きミニドーナツなど食品4種類に使用されている。

コチニール色素(カルミンレッド)は、染料あるいは食品添加物(天然着色料)として使用される赤色の色素。昆虫カイガラムシ科のエンジムシ系のコチニールカイガラムシを乾燥させ水またはエタノールで抽出して色素としたもので、コチニールは元々その昆虫の名。
コチニール色素を使った食品や化粧品の製造に関わる人の間で、まれながら職業性喘息を生じることがあり、また食物アレルギーによるアナフィラキシーショックが起きた事例が知られている。

コチニール色素は、清涼飲料水、アルコール飲料、菓子類、かまぼこなどの着色に使われており、過去にリキュール「カンパリ」がコチニール色素で着色されていたが、2007年10月からは人工着色料に変更されている。参照:CNNほか

日本では????

 

[ 2012年5月 1日 ]
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