アイコン 詐欺容疑で逮捕者を出したスカーラ(株)/破産開始決定

海外ブランド靴下輸入のスカーラ(株)(東京都世田谷区桜新町2-6-19、代表:伊藤幸治郎)は4月23日、東京地方裁判所において破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、中根秀樹弁護士(電話03-5469-3230)が選任されている。

東京地検特捜部は2011年9月15日、経営コンサルタント会社の㈱財務営業パートナーズ(東京都新宿区三栄町6-12、代表:佐々木匡治)の佐藤 真言取締役、衣料品販売会社の㈱エス・オーインク(東京都渋谷区桜丘町22-14、代表:朝倉亨)の朝倉亮社長、衣料雑貨輸入卸会社の㈱スカーラ(東京都 中央区銀座2-6-5、代表:伊藤幸治郎)の伊藤幸治郎社長らを詐欺容疑で逮捕した。

佐藤、朝倉容疑者は昨年5月頃、売上高を約2億6,400万円水増しした決算書類を使って信用保証協会の債務保証を受け、三井住友銀行と東日本銀行から約1億1,000万円の融資を引き出したという。

佐藤、朝倉容疑者は昨年5月頃、売上高を約2億6,400万円水増しした決算書類を使って信用保証協会の債務保証を受け、三井住友銀行と東日本銀行から約1億1,000万円の融資を引き出したという。

佐藤、伊藤容疑者も同様の手口で三菱東京UFJ銀行から景気対策の緊急保証制度に基づく3,000万円の融資を受けたほか、2011年1月期決算の売上高約3億95百万円、経常損失が▲約50百万円であったにもかかわらず、同期の年売上高を約8億89百万円、経常利益を約13百万円であるなどの粉飾決算書を銀行に提出、更に同銀行の当社口座に大手取引先名義で計4億円余りを振り込む売上入金偽装により、融資を実行させようとした疑いで逮捕されていた。

こうした一連の詐取の動きに信用をなくし、今回の事態に至った。
 

[ 2012年5月10日 ]
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