アイコン 住宅リフォーム市場 拡大続くと/矢野研

矢野経済研究所では、 2012~2011年は下半期より回復、「住み継ぐ」リフォームが成長のカギと住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表した。
2011年の住宅リフォーム市場規模は前年比約3.1%増の6兆1,319億円と推計。
2011年上半期は、震災の影響もあり大きく需要を落としたが、その後夏頃から回復し、下半期は、昨年と比較しても10%を越える需要が発生し、結果的に年間でも前年比増と勢いづいた。

2012年の住宅リフォーム市場は、前年比約2%増の6.3兆円と予測する。

市場拡大の期待要因としては、太陽光発電システムをはじめとした「創エネ」関連、復興支援・住宅エコポイントによる「省エネリフォーム」などが引き続き堅実に需要を引っ張っていくものと考える。
しかし、それ以外のリフォーム需要は景気回復などの経済環境に左右され、また2011年下期の反動も懸念されるため、微増と予測。 
政府が、リフォーム市場の倍増を目標として掲げているが、2020年の住宅リフォーム市場規模は約7.5兆円(2011年比22.7%増)まで拡大すると予測。

成長のキーワード:「創エネ」・「省エネ」、さらに大切なテーマ「住み継ぐ」 太陽光発電システムをはじめとした「創エネ」設備を住宅に導入するというトレンドは、今後も継続して進むと考察する。 
加えて、住宅そのもので温熱環境のロスをなくす住宅の省エネ化と同時に省エネ設備機器の交換(照明・家電など)もあわせて進んでいくとみられる。 

より大きなテーマとして、既存住宅そのものを「資産」としてとらえ、「住み継ぐ」ためのリフォームという考えが浸透するかどうかが、これからのリフォーム市場の成長を大きく左右すると考える。 
今が、住宅リフォームに求められているトレンドが大きく変わるターニングポイントであると考えるとしている。
 

[ 2012年5月17日 ]
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