アイコン タンポポから天然ゴム抽出・タイヤへ/ブリヂストン

タンポポブリヂストンは17日、今回、タイヤ用途として十分に通用する天然ゴムを「ロシアタンポポ」から採取、タイヤの原料として実用化するための研究に本格的に取り組むと発表した。

原料の安定調達の一助とするのが狙いで、米オハイオ州立大学などと共同研究する。2014年にタンポポ由来のゴムを使ったタイヤの試験生産を開始し、20年以降の実用化を目指している。
天然ゴムは現在、9割強を「パラゴムノキ」から得ているが、中長期的に安定確保するため、他の植物からの採取が課題となっている。

ロシアタンポポの原産地は、中央アジアのカザフスタンやウズベキスタンで、根の部分に天然ゴムを含む。栽培期間は1~2年と、パラゴムノキの約10分の1で済む。また、ゴムノキの生産地とはまったく異なる地域や気候の下で植栽されている。

実用化が可能になれば原材料供給源の多様化につながり、現在の天然ゴム産出地域への一極集中の緩和につながると共に、北米での地域生産地域消費によるメリットも期待される。なお、ロシアタンポポは一般的なタンポポとは全く異なる植物である。
 

[ 2012年5月18日 ]
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